QUESTION


2004.09.12(Sun)
 出だしは何ともディープな感じ。夫が妻にずっとクイズを出し続け
てると言う奇妙な展開。これだけだとホラーかミステリーのよう。
 かなり寡黙な作品ですね、セリフは相変わらずクイズばっかり、ひ
たすら二人の感情は表情でしか分からない、それだけ役者の演技力が
問われる作品だと思いますが、そう言う作品の中でゆうなさんは微妙
な演技を見せてくれますね。と言うか、まだ独身なのに妻の役が全然
違和感なし、さすがです。
 確かに「性生活のない夫婦」と言うのはとても不自然、でも今の世
の中何でもありますから、実際にいる可能性は十分ありそうです。と
言うか、今の少子化社会では笑い事では済まされない話かも。
 徘徊するマリ(ゆうなさん)をヘルス嬢が拾うところからこの謎め
いた話が展開し始めます。少しずつ変わって行くマリ、その変り具合
を見事にゆうなさんが演技されていて素晴らしいです。
 それにしても、恵まれている日本だからではの不幸と言えそうなお
話ですね。肉体ではなく精神的外傷と言うのはすごく治りにくい。そ
れを治療するセラピーな物語だと思いました。まぁ難しい話はとも角、
どことなくヨーロッパの世紀末主義的な香り漂う芸術的な作品を楽し
むことが出来ました(特に物悲しく響くフィドルの音色が)、そう言
う意味では女の子(と言うか奥さんとか?)と一緒に見てもいい作品
と言えそう。
 それにしても沢山クイズが出るな、これってゆうなさんのイベント
でクイズ大会とかがあって出題されるかもしれないので、勉強してお
くとよいかもしれませんね(笑)。
 おっと、次の作品「マグマのごとく」でもゆうなさん見れるんです
ね(10/15リリース)。
 更におっと(笑)、インタビューでは動くはなちゃん登場です。カ
メラの前では落ち着かないみたいですが:-)
 メイキングではタオルを頭に巻いたゆうなさん、素朴な田舎娘っぽ
くてよいです(笑)。食事のシーンでむせちゃうゆうなさん、なるほ
ど、食事のシーンって結構難しいんですね。