岡田有希子２５回忌

　結局４月８日の命日は忙しくて四谷四丁目に詣でることはかなわなかった。な
ので、今日（4/9）向かう。仕事の火事場状態は回避したものの、スケジュール
遅れの状態は続いている、２２時まで残業して、都営新宿線で曙橋へ。そこから
徒歩２０分。この道は夜しか歩いたことがない。
　クリナップの看板は今も残っていたものの、なんと、サンミュージックの看板
はなくなり、代りに「サラエンターテイメント」と言う別の芸能プロダクション
の看板がかかっていた。いつの間に引っ越したのだろう。２３時近かったにもか
かわらず、金曜の夜と言うことで、人通りは少なくなかった。ので、あまり長居
はせず、軽く合掌、黙祷して、すぐにその場を立ち去った。旅荘長良川の前を通
り、蓬莱湯でひとっ風呂、と思ったが、残念ながら金曜は定休日、まあちゃんと
営業していることを確認するだけでも意味のあることだが。四谷三丁目方面へ向
かうが、最終的にはまた曙橋へ戻る。駅近くで見掛けた猫、毛並みがいまいち
だった上、すたすたと立ち去って行くので、撮影もせず見送る。
　２５年も飽きずに命日の参拝が続いた、と言うより、もはや一生続くライフ
ワークと化している。そこまで好きだったのかどうか、今はそれすらも分からな
い。しかし、彼女の死に大きな影響を受けたことだけは確か。
　いや、そもそも僕には好き嫌い、と言う感情はない（と言うのは大袈裟だが、
少なくとも他人よりは弱いと思う）のかもしれない、と思う。感情よりも、トラ
ウマ的な過去の記憶に導かれて、僕の行動は決まっているのではないか。
　どうやら今日の帰宅は午前様になりそうだ。