新浦安


<2011/06/09(Thu)>
 先週旭市の津波被災地区を巡ったが(あんなしんどかったのにまだ巡る
か!)、そう言えば地元浦安市の液状化被災状況をフィールドワークしてなかっ
た。と言うことで新浦安へ。京葉線乗車時間は約10分、お隣はネズミーランドで
お馴染みの舞浜。
 いやもう、駅を降りて10分も歩けばお腹いっぱいになるくらい液状化の実態を
目の当たりにした。今はアスファルトで応急措置がされているが、ショッピング
タウンで人が大勢歩いている街がアスファルトの修復の跡だらけ!奇妙な段差も
多い。泥水が湧き出しているところも見た。これでは住宅はひと溜まりもなさそ
うだなあ。
 道を歩いていても、妙にアップダウンがあり、歩きづらい(本当にひどい箇所
には警告の三角コーンが置かれているが)。お年寄りなどは注意して歩かないと
つまずきそうななるくらい。
 さて問題は高層のビルやマンション。見た目は何ともない、しかし足元が崩れ
土台が現れたりしていたりして、次にまた大きな揺れが来たら、と思うと怖い。
しかし企業も個人も、そんな怖さに怯えながらもこの街に住んでいる/働いてい
る。なんとかならないのか。そんな中でも、マンション共同のテニスコートでは
小春日和の中、のんびりとテニスに興じている。確かに毎日危機感に怯えた生活
はつらいので、こういう日常に勤しむのも悪くはないと思うが、端から見ていて
なんとも歯がゆい感じがする。