[MOVIE] 「旅の終わり、世界の始まり」舞台挨拶@渋谷ユーロスペース

　別にあっちゃん(前田敦子)目当てではないが(先週も別の映画の舞台挨拶だった
ようで)、ウズベキスタン撮影の映画と来れば、中央アジアオタクの私は見に行か
ない訳には行かない(ジョージア映画もキルギス映画も何本か観ているが、ウズベ
キスタンは初めて)。舞台挨拶があるならせっかくだから:-) ちょっとあいにくの
雨。
　最初に上映、特にオープニングもなくいきなり消灯して始まる。なるほど、テ
レビレポーターとしてウズベキスタン紹介か、なので前半は余所者感がハンパな
い。もちろん、サマルカンドのモスクや霊廟はこの上なく美しいし、街中の遊園
地やバザーと言う、日常的風景は面白かった。まあ日本人は確かに少ないだろう
が、モンゴル系も少なくないので、葉子がびびって警察から逃げちゃうと言うの
は意外(いやいや、英語がほとんど通じないから、結構大変です、葉子は英語もあ
まりできる様子ではなかったけど笑)。湖のシーン、干ばつが問題になっているア
ラル海ではなく、アイダール湖と言う湖ができていたことは知らなかった。
　しかし、観るべきは後半、まず中盤で登場するナヴォイ劇場、通訳が説明する
話(第二次大戦後の捕虜となった日本兵が建てたこと)は知っていたが、ちゃんと
中まで見せてもらえたのはありがたい。それにしても、あっちゃんはこれからミュー
ジカル女優を目指すのだろうか＞愛の讃歌熱唱。まあ、あっちゃんは日本に残し
た恋人の安否を心配するシーンはぐっと来たな。そして最後に出てくる天山山脈
の広大な山岳風景。そこでも彼女は愛の讃歌を熱唱、めったに日本人が行くロケー
ションではないので、こういうファンタジックな演出も違和感ない。
　そんな訳で、あっちゃんが主人公なのは、他に女性出演者が現地の人々以外い
ないのだから当然ではあるが、第二の主人公はウズベキスタンの街と自然になっ
ており、とても良かった。これはおすすめ。
　上映後に舞台挨拶。あっちゃんより柄本時生さんを生で見れたのが良かったな
(朝ドラ「おひさま」以来のファン。今はわた定で観てる)。結構グダグダなイン
タビューになってたけど、それはそれで面白かった。撮影タイムがあるとは思わ
なかった(とりあえずこんな感じ)。舞台挨拶中はウズベキスタン大使館のイベン
トでお見かけした方もいらっしゃっていました。何はともあれ、この作品で若い
人もウズベキスタンに興味を持ってもらえそうなのは嬉しい限り。
　とりあえず今夜の「世界ふしぎ発見」がこの作品絡みでウズベキスタン特集な
ので、いったん帰宅して録画セット(^^;