相模大野・旭湯(相模原市南区旭町24-30、水曜休、相模大野)休業中＋渋谷・スクランブル交差点

　相模原市未訪問最後の銭湯、旭湯へ。定時上がりできたので狙う。ズバリ、無
謀な賭けである。非常事態宣言である程度電車は空いているものの、それでも大
手町の乗換えなどでは人混みに遭遇する。以前ケロリンタオルを買った自販機は、
このご時世で止まっていた。千葉県民が東京都に通うだけでもリスキーなのに、
さらに神奈川県まで行くチャレンジ。普段の浜劇や大和ミュージックに行くのと
は訳が違う。それでも、小田急線は通勤客で込んでいる。５*歳最後の日の冒険。
行きは快速急行に乗れたとはいえ、やはり相模大野は遠い。
　小田原線と江ノ島線の分岐駅、降りるとかなり発展している街だ。ふだんなら
たくさんの人がいそうだが、やはりゴーストタウン化し、ごくわずかの地元民、
ホームレス、無法者不良少年らが歩くのみだ。自分はもちろん、長距離電車をも
のともせずプチ旅行する無法者だ。
　とはいえ、しばらくすると個人商店街、通常でも20時を過ぎれば人通りはこん
なものだろう。団地や保健所がgoogleマップに載っておらず、道に迷いそうになっ
たが、長かった相模大野六丁目を超えて旭町に入る。方向を間違えていなかった
ことでひと安心。
　さて旭湯、しっかり煙突が見えた。しかし入口が見当たらない。これには難儀
した。まあ高屋根の建物の中も灯りは灯っている様子はなく、休業しているのだ
ろう。と言うことで、飲み屋(左の店は営業中、右側は休業)の間にあるシャッター
が入口と判断。また次の機会に訪れよう(と思っているが、このコロナ不況でその
まま廃業の可能性は十分にある)。
　帰りは小田原線沿いに歩く。ターミナル駅でもあり、車両がたくさん停まって
いて、鉄ヲタにはタマラン。夜も更け、相模大野駅に戻るとますます人の数が減っ
ている。
　さて、行きは千代田線からそのまま小田急線に乗り入れて相模大野ヘ向かった
が、帰りは下北沢で京王井の頭線に乗り換えて渋谷経由に。人のいなくなったス
クランブル交差点を見ないとこのチャレンジの意味がない。人のいない渋谷を知
らない訳ではない。クラブの朝帰り、午前５時とかはさすがに人混みはない。そ
れでも、夜遊びして始発電車を待つ若者なんてごまんといる。彼らすらもいなく
なった渋谷をこの目で見たい。誰もいない渋谷は今しか見られない。ゴーストタ
ウン化した渋谷なんて自分には最高の観光リソースだ。井の頭線渋谷駅から山手
線渋谷駅ヘ向かう通路で上から眺め、降りて実際に歩く。ニューイヤーカウント
ダウンとはまるっきり違う光景。風俗バイト紹介業者の宣伝カーに代わり、外出
自粛を求めるパトカーが行き交う。これが安倍も小池も信用しない人間のやり方。
　帰りは銀座線で。