富士登山競走試走会

　準備はできてたけど、やはり土曜朝５時起きはシンドイ（苦笑）。電車の中で
もうまく眠れない。トイレは新宿集合場所でなんとか済ませた。あー、久々に
太田さんとお会いしたなあ、車中ではクラブの他のメンバーの近況話、全盛期ほど
ではないにせよ、皆さん走ってらっしゃるようで。朝のラジオ番組っていいね、
久々に聴いたNick Hayward。熊田曜子がパーソナリティの番組があるのは知らな
かった。
　天気予報では雨みたいなこと言ってたけど、今日の富士山は好天。日焼け止め
を持っていないので、首にタオルを巻く。しかし登ってみるといい塩梅に曇って
きて助かった。でもそんな好天にもかかわらず、やはり上の方はつらい、八合目
白雲閣まで。今日は頭痛というより耳の奥が痛い感じ、いずれにせよ平衡感覚が
やられるので、岩場のよじ上りが恐くて仕方ない、なので余力を残していても上
には登れない、時間切れというのもあったけど。
　そんな調子でも毎年富士山にやってきている。初めて五合目コースにチャレン
ジしたのはもう１８年も前だ。もはや完全に自分の生活の年中行事の１つ。早い
話がこのレースへの参加は自分のアイデンティティの一部を形成している。そし
て無名ながら多数のすごい選手たちを見るのが好き。華やかなプロスポーツ選手
とは違う、富士登山競走完走と言う素朴な名誉のために日本中から選手が集うの
は壮観。
　頭がフラフラしながら無事五合目まで下山、先に太田さんが到着、二人で小原
さん下山を待つ。今日の宿はホテル芙蓉閣、富士吉田にもこんなカッコイイビジ
ネスホテルがあったのね、大浴場付きが嬉しい、カランは４つしかないけど大き
な浴槽、サウナ、水風呂。日焼け痕が結構キテたので（湯は熱くないので滲みる
ほどではなかったが）、心臓の負担を心配しつつも水風呂へ。
　夕食はいつもの糸柳、相変わらずの定食のボリュームがスバラシイ、冷奴も一
丁分まんま出てくるし、それにお冷やがうまい、さすが富士山の冷水だ。さて本
日の予定は終了、早寝が出来ると眠りにつくまでいろいろ考え事が出来る、大し
たことは考えてないけど。明日も走るんだから寝ないとシンドイってのはもちろ
んあるが。
　２日め、疲れと慣れないベッドで熟睡とは行かなかったが、たっぷり８時間は
寝たので昨日の疲れが残っているにしても比較的好調、小原さんの部屋から富士
山を眺めると、今日も頂上がちゃんと見える好天。コンビニで食事を買ってき
て、出発は７時。ホテルのすぐそば、金鳥居のすぐ上から出発。今日は調子いい
方だが、それでも本格派ランナーたちにスイスイと抜かれる（この時期麓から富
士吉田登山道を登る人なんて８割方レース参加者の試走だ）。五合目近くで太田
さんに抜かれる、五合目佐藤小屋に着いたのが１０時前、休憩してたら１０時過
ぎる。下の小神社で小原さんと落ち合い、そのまま下山。１２時前に中の茶屋到
着、ホテルに戻りお風呂に入る。１２時過ぎに戻ってお風呂に入れてもらえるの
は良心的だ。日焼け冷しに水風呂も入ったし。
　昼食は吉田うどんを食べてみたい、とリクエストすればよかったな。談合坂Ｓ
Ａで食事休憩したが、混んでいて席がなかなか取れないし、しかも券売機で「お
釣りがありません」と言われて余計なものまで注文するハメに（泣）。意地で食
べましたけど（苦笑）。
　今日は３時過ぎには新宿に着いた、早いな。予想通り、東京は暑い、涼しかっ
た富士吉田に戻りたくなる（笑、街自体が標高700mあるので）。２４日の中央高
速バスのチケットを買って帰宅。