京成バラ園 Keisei Rose Garden

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　面談予定が今日はないので、京成バラ園へ遊びに行くことに。京成沿線住民と
してはそれこそ子どもの頃からバラ園の存在を知っていたが、なかなかこんなと
ころ行く機会がない。テレビでもバラは今が見頃と言っているし、失職中の暇な
今こそ行き時、と言う感じで。東葉高速鉄道八千代緑ヶ丘駅（西船橋から15分弱、
都心に出るより近い）から徒歩20分くらい。開花時期と言うことで入園料も1200
円と高めだなあ。と思ったら、駅で入場券が900円で買えた、ラッキー。徒歩が結
構あったがのんびりと。
　テレビでも話題にされているので平日でもかなりの人気。と言うか、見学者は
お年寄りが中心だから平日も週末も関係なさそう。
　やはりバラと言えば他には真似のできないような鮮やかな赤（紅と言うべき
か？）。華やかさ、と言うよりも神秘性に溢れた色彩。原色使いのHenri 
Matticeの絵画作品のように、その色彩の鮮やかさはむしろ衝撃的でさえある。
　花の美しさなんてものはやはり若い頃には分からない。いや年齢と言うよりも
ブッ潰れる寸前みたいな経験をしてから、あの控えめな（鮮やかとは言っても、
見る者を煽ったりする訳ではない）美しさがようやく理解できる。まあでも、男
性の場合はカメラ撮影率がかなり高いと言うのはある。あと、相変わらず花は花
束ではなくちゃんと地に根を張っている状態のものが好き。
　バラの品種には興味はないが、なるべく香りを嗅ぐようにした。それが芸術の
美しさと自然の美しさとの決定的な違い、五感でバラを楽しむのだ。食べ物のよ
うに食欲を誘うような香りではない。かといって香水料みたいなトゥーマッチな
きつい香りでもない。まさにちょうど良い“花の香り”。
　一通り園内を回って休憩。バラのソフトクリーム350円を食す。エグい味だっ
たらコワイなあ、と最初は不安だったが、これまたちょうど良い甘さと酸っぱさ
でかなり美味しかったです。
　周囲は住宅地（と言うか数年前までは農地だったのでは？）、食事するところ
もないのでそばのベーカリーでパンでも買おう、と思ったら、このパン屋が大人
気（笑）。帰りは無料ピストンバスで京成八千代台駅経由で帰途へ。