千葉・葛城めぐり


<2014/05/17(Sat)>
フォトアルバム

 先週、蘇我で映画を観て寒川町で風呂に入った。そういえば母校はあの近く
だったんだ。と言うことで突然母校の周辺を散歩したくなった。両国からは錦糸
町まで1駅乗るとそのまま快速に乗り換え本千葉へ。駅周辺は銭湯めぐりで最近
でも時々通るが、母校への道は完全に(でもないか、卒業後も7〜8年は部の集
まりに顔を出していた。その後は完全に縁が切れていた)忘れている。だいたい
の方向は分かるが、風景が変わっていて、どこで曲がったか、と言うディテール
は忘れていて道に迷う。
 最後の登り坂を登り切ると、あの頃と変わらない母校の風景。中学までは徒歩
圏内の近所なので今でも時折そばを通るが、電車通学していた高校を訪れるのは
本当に久しぶりだ。と言うかそもそも高校の敷地内に入ると言う経験自体が久し
ぶり、資格試験会場などはたいてい大学だし。
 別に高校時代に大切な思い出がある訳ではない。今の超多忙勤務時代にはかな
わないが、受験勉強で大切な青春時代を無駄にした時代。部活動の場所も懐かし
くはあったが、燃え尽きて大した思い出はない。まあでも、大学母校は敷地移転
で元の場所からは跡形もなく消えたので、それに比べたら来ればとりあえず昔を
思い出せる。
 と言う訳でそのまま高校敷地を通過して、高校の反対側へ。反対側は数度しか
出たことがない。なので大学の医学部の広大な敷地があるなんて卒業後何十年も
経ってからの新しい発見。更に千葉城(見た目はかなり立派。しかし千葉のお城
が歴史の教科書で名前が出てくるなんて聞いたことがない)を見たり、次第に千
葉の銭湯めぐりモードに入ったり(笑、しかしもうこの近辺の銭湯は絶滅してま
すね、入浴したのは2006〜2007年頃だし)。
 大学の敷地は小高い丘の上、北側に降りてしまうとなかなか南側に戻って来れ
ない。そこへ「矢作トンネル」発見。田舎なのに交通量はそれなりにあって、か
なり立派なトンネル。それをくぐると大学附属病院、青葉公園/千葉県立中央博
物館、などのスポットが広大なエリアを持って存在する。自分の母校の裏側がこ
んなことになっているとはね、卒業後何年経ってから知ったんだか。
 以前初詣で一度だけ訪れたことのある千葉寺、そして第二平和湯(ギリギリ開
店前の時間)、そして再び母校の前に戻る。
 帰りは千葉中央駅まで。昨年暮れに映画館の舞台挨拶で真悠子ちゃんを出待ち
した思い出の場所(完全に高校時代の記憶は上書きされてる、まあ風景も当時か
ら一変してる訳で:-))。そこの喫茶店で休憩。
 それにしても、やはり連休も明けて日射しがかなり強くなった。日焼けしたか
も、と言うのもあるし、身体の疲れ以上にまぶしくて目が疲れた。
 ところで、僕には高校の同窓に代議士になったヤツがいるのだが、千葉に来る
とソイツのポスターが貼られていてかなり気恥ずかしい。別に出世の差を嘆くつ
もりはないけど(失業したら彼にお世話してもらおうかしら?(^o^))。
 あと、今回歩いた場所に限らないが、最近野良猫がめっきり減ったような気が
する。むろん自分の野良猫に対する関心が以前より弱まったせいもあるだろう
が、それでも人気のない駐車場とかボロアパートの階段とかいかにも野良猫が生
息していそうなスポットでも見かける機会がなくなった、と言うのは確信に近
い。保健所が野良猫を厳しく取り締まっていたりするのだろうか。まあ野良猫と
言うのは本来は飼い猫だったはずの存在だから、野生動物と違って減ったことを
一概に非難できる訳ではないが、それでもやはり動物が自由に暮らせる環境が
減ってきているのは、完全に私が生きずらくなった事実と同期していて、他人事
ではない、と考えている。