久留里線沿線ラン、亀山湖、加曽利貝塚

　富士登山競走まであとわずか、最後の調整で房総半島ランへ。まだテクノレイ
ヴ・ワイアー０５で遊んだ時の筋肉痛が残ってますが（苦笑）。５時半起床で
６時外出。内房線巌根で下車。ちくしょう、曇りと言っても暑いじゃねえか。
まぁ調整だからあんまりスピードそうする積りもないのだけど。ど田舎とは言え
ないけど、早朝では駅前でも静か。久留里線沿線に出て、どこまで走れるか。
　今日はあんまり写真を撮らなかった、暑かったから余裕がなかった、というの
もあるけれど。でも前回のいすみ鉄道沿線と同様、以前走った道を走れるのは癒
しになる。沿線なので、たまに列車が来ると立ち止まって見送ってみたり。前回
走った時も暑かった、暑さのあまり休憩した薮も変わらず薮のままで嬉しかっ
た。結局東横田まで走った。前回走った時もここまでだったように思う、次回は
もっと涼しい時期に来て、もっと長い距離を走りたいものだ。田圃が一面に広が
る平野の真ん中をまっすぐ向かってくる線路、田舎ならではの美しい風景。もち
ろん時刻表はあらかじめ調べていたので、待ち時間は１０分程度で、やはり直前
の上り列車の方が乗車客は多かったな(^_^)。まぁローカル列車だからランパン
姿でも問題なし（笑、汗だくだったのでシートには座りませんでしたけど）。炎
天下を走って来た身に弱めの冷房が優しい、それ以上にローカル線ならではの扇
風機が嬉しい。しかし房総半島を奥に進むに従って、平野から渓谷に風景が変わ
るとこれが素晴らしい。世の中は今日「海の日」だが、やっぱりオイラは「山」
の方が好きみたいだな。緑もムチャクチャ濃い、それにしても川を渡る橋に全く
手すりがないので窓から真下の川面が見えるというのが迫力。列車は渓谷の間を
右へ左へ蛇行しながら上総亀山へ。
　10:13に終点に到着するとかなりの人数の下車客が。どうも散策ツアーらしき
集団のようだ。その合間を縫って亀山湖方面へ出発。列車で多少は疲れが癒えた
ので再びラン。でもやっぱり暑いわ。湖の風景でカメラ登場、撮影しながら湖周
辺をのんびりラン。標識に三石山の行き先表示があったが、今度は登ってみたい
な、と言うか、亀山を超えて養老渓谷まで走るってのは無茶か？亀山温泉街を走
ってみたが、目的の嵯峨和は見つからず、亀山温泉ホテルとかめやま園だけがあ
った。Ｕターンし、湖面に降りられる公園へ。アヒルがいたのでアヒルとちょっ
と戯れる。さてそろそろ温泉に入らないと、12:12の列車で帰りたいので。亀山
温泉街に戻るがやはり嵯峨和はない。しかし、あの赤いアーチ橋を渡ってみよう
、と思いつき、橋の上から風景を眺めていたら渓谷の上に旅館らしき建物、どう
やらあそこが嵯峨和のようだ。

　亀山温泉・嵯峨和の感想。

　12:12の久留里線に乗る。ギリギリに飛び乗ったな。さてこんな房総の奥深く
まで来て、もうお昼には帰っちゃうの？午後にも寄りたいところがあるのだ。そ
れは加曽利貝塚。子供の頃夏休みにはよく来て虫取りなどをしていたように記憶
しているのだが、ふと思い出して行ってみたくなった。それにしても、久留里線
で１時間、内房線で１時間（車内で駅弁昼食）、更に千葉からバスと徒歩で１時
間、県内の移動なのに新幹線だったら東京から大阪まで行けちゃう時間だな（苦
笑）。千葉駅から千城台車庫行きのバスに乗ればいい、と思ったのだが、どうも
経路が違う千城台車庫行きだったようで、目的の停留所名が呼び出されない。途
中で通り過ぎたことに気づき、下車、徒歩で公園へ向かう。２時過ぎで一番暑い
時間帯だ。距離がどうのこうの、と言うより、とにかく直射日光を浴びてるのが
辛い。公園の入口がまた来た方向から反対側で回り込むまでが大変。
　思いつきで来てみた。しかし正直なところ、子供の頃の記憶と結びつくものは
何もなかった。ただひたすら暑かった。記憶は失われたのだろう。ひょっとする
と僕は普通の人より子供の頃の記憶が少ないのかもしれない。もっとも、子供の
頃の思い出を楽しく話す人は多いが、子供の頃が楽しかったなんて言える人は全
人類から見たらおそらく一握りだ。別に自分の子供時代が不幸だとは思わないけ
ど（いや、不幸だったかもしれない）、特別思い出したいようなことも取り立て
てない。
　帰りがまた大変、とにかく公共交通機関のない一帯で、千葉モノレールの駅に
出るまでまた１５分くらい歩く。もう４時は過ぎたけど、相変わらず日差しが強
い。駅前のローソンでは水物ばかり飲んでいたので、牛乳とか買ってみる。ぶら
下がり式のモノレール、かなり乗るのは久しぶりだ、と言うか、高校時代はこん
なものなかったのに以前の乗車が大昔、と言うことはこのモノレールも案外歴史
があるのか。モノレールは混んでいた、沿線には遊園地付きの動物園があったり、
大会が行われると思われるスポーツセンターがあったりと、親子連れや体育会系
高校生が沢山利用していた。とにかく日焼けで疲れた、そのまままっすぐ帰り、
自宅にはまだ全然明るい６時前には到着。