軽井沢・苗場旅行

	軽井沢メルシャン美術館

　２週間前に富士ロックフェスティバルのチケットが届いた。２８日からの３日間だが、
最終日の３０日のみのチケット。それは当然３０日にしかお目当てのアーティストがい
なかったからだが、プログラムを見てびっくり、最大のお目当てのMorrisseyの名前が
なくなっている！これでかなり行く気が半減した。それでも１万５千円もしたチケット
だし、往復の新幹線チケット（東京・越後湯沢間）も入手済み。前々日のクラブパーティ
“CODE REDジャパンツアー”も行くのをやめ（内容的にはこっちを優先したかったのだ
が）、野暮用を済ませたり、体調を調えたりしていた。で、越後湯沢ならついでに軽井
沢のメルシャン美術館にも寄ってしまえ、と言うスケジュールにしてしまった。
　それにしても、長野新幹線は便利にしてくれるもんだ。７時過ぎだから普段よりちょっ
と速い程度の起床、それでもう９時過ぎには軽井沢にいて、さらに美術館のある御代田
へは9:46に着く。ちょっと寝起きで体調がよくないまま新幹線に飛び乗ったものの、避
暑地のちょっと涼しい日差しに当たっていると少し治まった。浅間山が雲をかぶった勇
姿を見せていた。
　メルシャン美術館に何を観に言ったかと言うと、ヘンリー・ダーガーの原画が見られ
る、と言ううわさを聴いてのことだった。しかし御代田駅の広告では現在はアンリ・マ
チスの展覧会となっている。駅から徒歩１０分弱、浅間山を背景にしてその美術館はあっ
た（と言うか、メルシャンの蒸留工場内にある美術館だ）。何はともあれ、デートには
最高のシチュエーション（涼しいし、いい天気だし、趣味のいい建物の美術館だし、静
かな環境だし、申し分なし）で、独りで来ているのがもったいない（笑）。と言うこと
で、やはりダーガーの原画を見ることはできなかった。その代わり、７月５日まで展示
されていた「アール・ブリュット」展のプログラムを入手した。これを観たら、アウト
サイダーアートマニアにはたまらない展覧会であることが分かる。この展覧会のことを
もう少し速く知っていればなあ。せっかくのメルシャン美術館だから、ついでに蒸留工
場の見学もしてきた（笑）。