関東鉄道常総線

　関東鉄道に乗るのは久しぶり。年末年始は都内には出たが地方への小旅行はそ
の後の３連休になることが多い(年末年始はやること多くて旅行の余裕はない。
昔は12/23天皇誕生日を使うこともあったが、令和の時代はそれもできない)。本
数も少ない、遅い気動車は癒しに最適。
　武蔵野線と常磐線で取手ここまでは順調。しかし取手駅での野暮用が手間取る。
列車は30分とか１時間に一本なので忙しないのに。
　１両編成、トイレなし(なので乗る前には必ず用をたす)。気動車だけど、取手
からしばらくは複線なのがすごい。下館まで１時間23分、1500円を越える大旅行。
赤、白、青の模様はフランスかロシアの国旗ににてるな、と思ったが、オランダ
がまさにこの模様。取手を出ると、小雨が降り始める(しかし長くは降り続かな
かった)。
　水海道までは順調、30分くらい。時間的にはまだ長い、おそらくこれから単線
になり、待ち合わせが発生するのだろう。整理券発行も始まった。
　この列車は日本では珍しい「関東平野」と言う平地の風景を堪能できる。山深
くないので人家はまばらにあるが、観光地されていないからこそこの平野の観光
価値がある。
　車窓の向こうに川とおぼしき土手がある。なるほど、地図を見ると、常総線は
ほぼ鬼怒川沿いに走っている路線なのか。平野だから、水害が起こると逃げ場が
ない、そのことが理解できる風景。
　果たして、時間がかかるのは待ち合わせのせいではなく、駅間の距離が長いせ
いであった。
　下館到着、家を出てからおよそ３時間。