鹿児島旅行(1/4)

　年度末になり、有休消化をしておきたい季節。３月に、と思っていた
が、社屋移転が控えているので２月の連休しかない。と言う事で、１月
３連休の伊豆長岡から帰ってきてからすぐに鹿児島旅行の計画を立て始
めた。今考えると、南よりも北、つまり北海道にすべきだったかな、と、
札幌雪まつり開幕のニュースを聞いて思ったが、逆に言えば込み合うっ
てことだから、南で正解だったと思う。
　いつものことだが、旅行前と言うのは慌ただしいもの。リプレース機
（開発機）構築の躓き、購買DB連携製造の遅れが２大不安要素だった。
月曜日にその躓き点が解消されたときに、あぁ今週末に旅行に行けるの
だ、と実感した（製造の方もタスクばらしが出来た）。
　それにしても、今回の旅行はハードスケジュール、かつ高価なものに
なった。やはり遠くへ行くと色々寄り道したくなる。本来なら旅先で思
いつくままに歩き回ればいいのだが、計画段階でそれをやると、行きた
いところ、やりたいことが沢山出来るが、スケジュールはハード、旅費
は高額になってしまった。５分乗換とかが当り前のようにあるし、観光
スポットにいられる時間が２０分くらいしかない、と言うのは、果たし
て“旅行”と言えるのだろうか？（苦笑、間に合わないようであれば、
日程を延ばしてしまうことも検討中）国内旅行なのに交通費だけで８万
飛ぶってのもありえない話だ、いまどき海外旅行だって５万あればいけ
ると言うのに（笑）。行き帰りとも寝台特急、かつ途中が飛行機だなん
て（爆）。何にせよ、忙しいと言いながら、先週は新年会が３回（うち
２回が美食！）もあった、実はかなり幸せな時期なのかもしれない（昨
日の新ビル見学会も窓からの景色が素晴らしく、結構はしゃいでいたよ
うな）。
　とにかく、ハードなのは承知の上で、実に効率よく旅行する計画を立
てたものだな、と我ながら思う。行ったことのない土地で１分１秒を争
うスケジュールをこなさなければならない。その意味では完璧な旅行な
のだが、不安と言うのは思いもかけないところから近寄ってくる。朝、
荷物バッグを持って会社に到着するや、バンドの留め金が外れてしまっ
た。ショックで中のパソコンが壊れていないかどうか心配である（と、
これを入力できたのは無事だと言う証拠ですが:-)）。旅の第一歩、会
社を出て神田駅に向かう途中で、家の鍵をちゃんとかけたかどうか、な
んて心配も出てきた（そう思ってかかってなかったと言うことはほぼな
いのだが）。そう言えば月曜日に奥歯の詰め物が取れると言うハプニン
グがあったが、冷水はしみたが普通の食事には何ら問題ないのでほった
らかしている、帰ったら歯医者行かないとな。
　そんな不安もありながら、東京からひかり２２７号に乗る。会社を早
目に出たので大余裕だ。指定席だが、ビジネス客でほぼ満席、出発前、
隣の席が入れ替わると言うハプニングがあった、どうやら前に座ってい
た人は自分の席を間違えていたらしい（疲れたサラリーマンだなあ）。
それにしても寝台特急で旅行しようと言うのに、新大阪まで新幹線に乗
るなんて計画当初は思いも寄らなかったな（しかも乗換時間はわずか６
分！）。鶏そぼろ弁当を東京駅で買って食べたが（出発前に食べ終わっ
てしまった）、まだ旅のはじめのワクワク感で味が良く分からなかった、
結構美味しかったとは思うのだが。
　先ずは最初の関門（笑）、新大阪駅６分の接続で寝台特急「なは」に
乗り換える。新幹線車内乗換アナウンスで読み上げられなかったのがま
た緊張感を誘う（笑、乗換標準時間は１０分と言うことで、６分は対象
に入らないようだ）。こちらは新幹線の込み具合とは打って変わり、ホー
ムには誰もいないし、私の乗った車両（Ｂ寝台）には５人しか客が乗っ
ていない（苦笑）。やっぱり寝台特急は平日に乗るに限るね、個室寝台
なんか使わなくても、通常のＢ寝台が個室状態だからね（笑）。切符拝
見の車掌さんも、対応が丁寧。明石大橋のライトアップで車内アナウン
ス、廊下の電気が落とされる。これはすごい、お台場レインボーブリッ
ジなんか及ばぬ巨大さである。携帯の留守電をチェックしてみる。なん
だ特急車内って携帯通じるんだ（爆）、生保のオバチャンから電話があっ
たので、一応返答した、ただいま旅行中なので、申込書は日曜に帰るま
で出せません、と。:-)

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