Subject: Ibiza(15)
Date: Wed, 24 Mar 1999 01:05:02 +0900

　早く寝れば、当然目覚めも早い。ＣＤプレイヤーにスイッチを入れる。
ただタラダラとしていたイビサでの生活だが（日本に戻ったらリハビリ
必要化もしれんな（笑））、アンダーワールドのダンサブルなサウンド
で少し喝が入った。７時頃、夜明けが近いことをカーテンの外の景色で
知り、３０分ほど散歩に出かける。朝焼けに染まるイビサの海の素晴ら
しいこと。足は自ずとCafe Del Marへと向かっていた。人気のない朝
に波の音を聞きながらカフェデルマーの前に立っている自分。我ながら
夢のようで、かつ、物悲しい風景だと思った。宿に戻り、１時間かけて
朝食を摂る。生ハム（ハモン）がうまい、オレンジジュース（ナランハ
Naranja）もうまい、これが本物のバレンシアオレンジなのだろう。パ
ンは食えるだけ喰った。ハムも脂っこいので、気持ち悪くならない程度
にたくさん食べた。老人ばかりの宿の中、若い男がいて、誰か息子でも
連れてきたのかな、と思いきや、富くじを売って回っているようだった。
親しくしてくれたオバサンによれば、３日後つまり５日に当選番号が分
かるらしい。こういうところでも売っているくらいだから、相当人気が
あるようだ。朝食が終わったらしばらく休憩。異国の地でいろいろ気を
遣うし体力も使っているが、そこはバカンス、こうして休みたい時に休
めばいい。