行田ラン(新しい生活様式)

　仕事で外出するときはほぼ自宅と職場の往復だし、地元ジョギングが街の様子
を伺い知る手段になっている。
　三密を避けるために原則田舎道しか走らない。しかし、今や誰もいないような
田舎道ですら、マスクをするのが当たり前になっているようだ。新しい生活様式、
と言う観点で良いことのようにも思えるが、僕はもろ手を挙げては賛成しかねる。
ただ外出を控えよう、マスクをしよう、を守るだけで感染が止まる訳ではない。
　悪いけど、僕はランニングするときはマスクはしない。コロナより熱中症の方
がはるかに怖い。コロナだろうと熱中症だろうと、医者にかかれば医療崩壊に影
響を与える。だから確率の高い方を予防する。その代わり、これまで通り人気の
ない田舎道を走る(基本、公園は利用しない)し、万が一、三密になりそうな場合
のためにポシェットにはマスクを用意しておく。
　僕は非常事態宣言が解除されても、飲食店の利用は控え続けるだろう。理由は、
この自粛期間で大幅に小遣いの出費が減った。いかに外食が小遣い散財に占める
割合が大きいかがよく分かったから。
　それはともかく、飲食店が席に仕切りを入れたりして再開するのは大賛成だ。
商売をやっている皆さんの予防策は理にかなっていると思う。しかし、先ほどの
田舎道でもマスクをする様子は、不安をあおられている感じで、自粛警察の予備
軍だと思っている。珍しく登校日のようで小学生も見かけたが、やはり大人の付
き添いがないとマスクをしないで友だちと三密を作る。なかなか「新しい生活様
式」といっても、いろいろとグラデーションはありそうだ。