福島銭湯旅行(4)


<2012/02/22(Wed)>
 福島駅に戻るとすっかり日が暮れた。明るいうちは気にならなかったが、日が
暮れたら急に底冷え、今夜はさっさと宿に入り、飯坂温泉共同湯めぐりは明日の
朝、と予定しているが、朝が寒かったらやだなー、って今から心配しても仕方な
いけど。
 福島交通飯坂線、温泉地への電車とはいえ、平日夜は通勤客がほとんど。20分
くらいで終点飯坂温泉へ。えっ、駅構内に自転車置場?(*_*)
 なぜ飯坂温泉にしたかと言うと、前に共同湯めぐりで来たことがあり、その時
は3軒しか回れなかったから。ここの温泉は熱湯(46-47度ある)なので自分好
み、制覇は無理でももう一度チャレンジする価値あり、と思っているから。
 本日お世話になる前野屋旅館、終点飯坂温泉駅から徒歩3分足らず。平日だか
ら空いてるかな、と思ったが宴会が入っていて玄関に靴がたくさん。
 先ずは食事。やっぱり旅館は部屋までお膳を持ってきてくれるのが嬉しい。ホ
テルじゃこうは行かない。イヤー、今回も満腹です。旅館で出る夕膳のフルコー
スは量が多い。旅の疲れがあるとはいえ、だいたいいつも旅館に泊まると8時と
か9時とかメチャクチャ健全な時間に寝てしまう、その理由は食べ過ぎてその後
何もしたくなくなるから。今も必死で満腹感と戦いながらこの日記を書いている
(笑)。と言う訳で旅館の夕食は撮り忘れた、食後のお膳だけ撮影(笑)。
 さて宿の湯に入ろう、なんと宿泊部屋が5階、浴場は1階。玄関前ロビーで地
元の新聞、福島民報を見る。これはすごい、ちょこっと国会審議の記事があるだ
けで、一面を覆い尽くすのは8割以上が原発事故関係!そりゃそうだろう、福島
第一原発は東京電力の管轄、原発補助金があるとはいえ、原発は福島県民にとっ
て百害あって一利なしの代物、原発推進派におもねることなく事故の補償、除染
などの記事がトップに来る。この現実を見たら原発推進の主張などたんまり賄賂
をもらっている人間でない限り絶対に言えない。

 さて1階の浴場、かなり寒いです(汗)。しかし、浴室に入ると温泉の湯気で
前が見えないくらい。寒いから蒸気が湯気になりやすいのだ。湯道具はこんなと
ころにもケロリン桶、それと水色楕円形座椅子。カランは2つしかありません。
先述の通り20人規模の大宴会が入っていますが、宴会のみで入浴はしない様子。
と言うことで独占状態。
 飯坂温泉は共同湯は先ほど述べた通りかなり熱いが、やはり旅館の湯はもう少
しぬるく、43度くらい。夜なので外の景色は楽しめないが、窓の外は目の前を川
が流れている。朝湯で味わいますか。
 と言うことで、まだ早いですがそろそろ寝ることにします。