dead tokyo tour 2020/05/01

　そういえば、銀行の預金通帳がいっぱいになってたな。本格的なGWに入る前に
銀行へ行かないと。
　と言うことでまずは日本橋。ここも人がいないが、用事があるのは昭和通り、
高島屋や明治屋のあるメインストリートは通らず。
　そのまま南下、信用金庫へ。この時期、事業資金の相談の中小企業で混んでい
るかと思い、用事はATMで済ます。それ以前に、感染予防のためなるべく窓口の利
用はお控えください、のチラシ発見。
　さてお次は銀座。メインストリートは老舗百貨店の松屋も三越も休業中。それ
でも地元民なのか、多少は歩行者がいる。東銀座まで足を伸ばし、先日閉店した
辧松も見てきた。東銀座勤務時代はすぐそばだったんだが。交差点のベーカリー
だけはやっていて、余所者の私からは異様に映る長蛇の列(もちろんソーシャル
ディスタンシング)。さらに有楽町の日劇ビル。久しぶり過ぎて、西武のあとに
ルミネが入っているのを知らず、むしろそちらに驚いた。東京交通会館、献血セ
ンターがある。この人出では献血者もものすごく減ってそう。その観点でも医療
崩壊はどんどん進んでいるに違いない。
　東京国際フォーラム、今年はもう家族が飽きたと言うことでチケットを買わな
かったラフォルジュルネ、大きく公演中止の案内。
　さて皇居、本来なら即位一周年と言うことで、本来なら大変な人出になってい
ただろう。しかしこちらも警官の姿ばかりが目立ち、あとは地元民の散歩くらい。
それでも内堀通りに入ると、そこそこ皇居ランナーが走っている。ニュースで要
請があった通り、マスクをしながら走る人もいるが、まあ半分はノーマスクだ。
何しろ、コロナ感染を心配する前に、熱中症に気を付けろ、と言いたくなる陽気
の良さ。マスクまでして皇居で走りたいか？と言うのが率直な気持ち。
　パレスホテル、どうせなら軽少患者の宿泊先にして欲しい。
　さて、散歩も疲れた。食事するところがないので(平日のサラリーマンはみんな
移動販売車のお弁当だ)、帰らないと昼食にありつけない。「東京の屍」ツアーは
ここまで。人のいない都会は立派な廃墟、廃墟マニアとしても、ダークツーリズム
としても、今しか見れない光景をたくさん見てきた。これで死んでも悔いはない。
本当なら今頃はオリンピックを間近に控えて大騒ぎしていたのだろう。この静け
さにオリンピック反対派としては奇跡を感じる。