千葉市動物公園

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　遠くを見たい、と思った。今年の夏は登山ラントレーニングもせず、教室で勉
強の夏になった。そのため野性を取り戻すことのない季節に。もちろん山の自然
の中へ入って行くのがベストだが、そんな暇もなく、野性の動物たちに会いに行
く、と言う代替案を実行する。会社へ行くのと変わらない時間に家を出て、会社
とは反対方向へ。電車は空いていて、学生が多い。
　千葉都市モノレールに乗り、動物公園駅下車。目の前が森の大自然に囲まれた
ロケーション。開園前で待つ人は子ども中心に７〜８人。
　9:30開園、秋の気配を感じながらも、蝉時雨がすごい。子どもの頃の夏休みに
戻った気分。
　ニホンザルを始めとしたモンキーゾーン、まだ人気のない猿山はのんびりして
る。その一方、テナガザルがものすごく響く声で鳴く。広いジャングルでも1km
先まで届きそうな声。インディアンの雄叫びはこれに着想を得たのでは？と思っ
たが、東南アジアだから違うな（苦笑）。
　カピバラがカワイイ、一生懸命食事中。プレーリードッグが意外と小さいのに
ビックリ、しかし、目線をもらった撮影が出来、満足。なまけものはやっぱり寝
ていた（笑）。
　いつの間にか園内にはかなりのお客。平日とはいえ学生は夏休み、親子連れを
中心にグループやカップルも。
　つい欲張りな僕は、こんなのんびりした風景の中にいても、時計の時刻を気に
してしまう、そういう余裕のないスケジュールで遊びに来てるから。しかし、動
物園ではきっと、時間の進み方が違うのだから、その時間の流れに身を置かない
と、動物たちから得るものは少ないのかもしれないなあ（黒牛に「まだ帰るな
よ」と睨まれてしまったｗ）、などと思いつつ、動物園をあとにする。お土産屋
もいざとなるとすぐには見つからないものだし（汗）。次の目的地は千葉を離
れ、東京を思い切り横断。