個人的十大ニュース１９９９年版

  
イビサ島旅行
　情報があふれ返っている今の日本に住んでいると、海外へ行くこ
との必然性を感じなかった、と言うのがこれまでの自分の考えだっ
たが、レイヴのような、その場の体験が大事、な遊び方をしている
と、現場に行くこと（それは睡眠を削ってナイトクラビングするこ
とも同様だ）が重要だと分かってきた。ただし、イビサに憧れたの
は熱狂のパーティアイランドと言う側面よりも、この時は人気ＣＤ
"Cafe Del Mar"に刺激されて、極上のリラグゼーションサウンドを
求めていた。残念にも冬に行ったため、熱狂はどこにもなかったけ
れど、何はともあれ、自分が海外へ飛ぼうとした意志そのものが大
事だったと思う。この体験から、トラベラーになりたい、と言う願
望が強くなったのも確かだし。



  
高円寺に引越
　やっと実家を飛び出し、２回目の一人暮らし（正確には３回目と
言うべきか？）をはじめた。自由への第一歩。



  
映画“Ｐｏｌａ　Ｘ”
  Leos Caraxのこの作品は、２０世紀の終焉に“経験”すべき重要
なものだった。Fin de Sie`cleは、ＳＦではなく人類文化の起爆剤。
遊び人の不倫やロリコンなんかとは桁違いの強烈過ぎる堕落のエモー
ション。自分の幸福観を再定義したくなった。



  
GOKU無事カットオーバー
　実際問題として、カットオーバー直前は意外と暇だったので、そ
の時点では大きな感慨はなかった。しかし、イビサ旅行前後での単
体テストにおける異常なまでの忙しさは、ちょっと忘れがたいもの
だった。当然あんなことは二度とごめんだが、その一方であの頃は
かなりアドレナリンが出まくっていたような気もする。自分を追い
つめて仕事していたあの状況は、眠気をこらえてなお踊り続ける明
け方のクラブ状態にも似ていた。



  
３軒隣で火事
　トルコ大震災も、台湾大震災も、はたまた５年前の関西大震災も、
募金などはしても、体験としては蚊帳の外の出来事。ところがこい
つは他人事ではなかった。コインランドリーに洗濯物を取りに出か
けようとしたら、隣の家の屋根の向こうから茶色の煙がモクモクと、
なんてことがあったら、ビビって当然。幸い明るい時間の出来事だっ
たから、逃げようと思えばすぐに逃げられるけれど、それでも自分
の住む場所が火に包まれることを想像するようなシチュエーション
はそうそうあるものではない。口でどんなに言ってみたところで、
やはり「災害は忘れた頃にやってくる」ものだと痛感。この怖さに
輪をかけたのが、アパートの下に住む方の過去の火事体験。命が助
かっても、家が燃えれば確実に人生が変わるのだ、と言う実感。



  
本上まなみにハマる
　僕はいくつになっても、結婚を現実として考えなければならない
年齢になっても、「深窓の美少女」的なイメージには抗することが
出来ないようだ。「可愛い」アイドルは数多いるけれど、「美しい」
人は少ない。黙って立っているだけで神々しい美しさが生える人。
処女写真集「Smoochy」の彼女の美しさに、気が狂うかと思った。



  
TRYME-ML閉鎖
　愛のある人たちは、それぞれamuronamie-ML、MAX-MLへと活動の
場を移し、スパモンを応援するTRYMEは役目を終えたと思う。と言
うわけで、私は管理人を引退。やめてそのままイビサへ逃避行した
のは内緒:-)



  
今年も富士登山競走
　もう頂上までに時間内完走は絶望的、と言う体力の衰えもさるこ
とながら、いつ噴火してもおかしくない富士山がまだあの地にそび
えている。「日本一高い山」などと言うつまらぬ枕詞は要らない、
富士山はそのフォルムの美しさが重要。とにかく、そこに富士山が
ある限り、私の体力が続く限り、チャレンジし続けたい。
　あと、レース半ばで仕事のためリタイアしたものの、八ヶ岳ウル
トラマラソンにも昨年に引き続き参加、ここの100km完走はまだ希
望があるので、こちらも来年以降もチャレンジし続けるつもり。



  
ＭＡＸへの愛復活:-)
  TRYME-ML廃止でかなりなおざりになっていたが、５月２９日の千
葉県文化会館のライブで復活。プロフェッショナルなステージを見
せながらも、ファンに対する思いやりの気持ち（それは単なるサー
ビス精神以上のものがある）を忘れない彼女たち（特にレイナさん:-)）
のライブを体験できることは本当に幸せだ。



  
DA PUMPライブ遠征で仙台へ
　ダパンプではまだ遠征はなかったのだが、結果的に大変楽しい旅
になった、銭湯巡りだの、ナイトクラビングだののオプションも沢
山つけた計画のしっかりした旅行だったことが勝因。Squallいいハ
コでした:-)