湯〜ＨＯＵＳＥ（板橋区上板橋３−１８−１２）

　今日は板橋区上板橋3-18の湯〜ＨＯＵＳＥへ行ってきました。実はこれが
板橋区銭湯初めてっす（冷汗、もうすぐ３００湯だと言うのに）。東武東上
線上板橋駅（そんな縁の薄い土地ですから、もちろんこの駅で降りるのは初
めて）から東武練馬方面へ徒歩５分弱くらい。例の事件以来、客足が途絶え
ている、なんてことはないだろうか、なんて不安が最初はありましたが、何
のことはない、街道沿いのこの銭湯、入口前の駐車場にはライトバンが満車
状態、中も結構込んでいて、人気は衰えていないようでした。雨だったので
傘を傘立てに預け、鍵をかけます、とそばに「鍵は下駄箱に入れて下さい」
と書いてあったので、下駄箱に入れました、どういう意味があるんだろう？
カウンターのお姉さんに料金を払って男湯の暖簾をくぐって脱衣室へ。ウー
ム、脱衣室かなり狭いっす。最初カウンター形式にしたためかと思いました
が、天井の形からカウンターと休憩スペースは拡張した部分と思われます。
脱衣室を圧迫している犯人はどうやらサウナのようでした。
　さて浴室、島カランが１列、外壁側は浴槽、露天風呂への入口、水風呂が
あり、カランはなし（その代り水風呂の壁に３機分のカランあり）。ケロリ
ン桶と座椅子を持って島カラン一番入り口側の席へ（それだけ混んでたんで
す）。
　浴槽ですが、事故のあった薬湯は一番左側、しばらくは保健所の指導によ
り湯が張られないようです。その旨コメントが貼られてましたが、やはり痛
いものがあります。その右の白湯は施設充実型、左側には強烈なジェットバ
ブルと座風呂、右側は寝風呂２機と電気風呂。さて露天風呂、残念ながら屋
内型、天井に窓があってそこから外気が入って取り繕っているタイプ。とは
言え、浴室のシャワーや蛇口の音が響いて起こる騒音は全くなく、湯の出口
から出る湯の音で静かな温泉気分は十分に味わえます、時々近くを走る東武
線の線路音も聞こえるほど。いろいろな浴槽でよく暖まった後、サウナ前に
ある水風呂でしめました。
　さて、浴室で常連同志が交わす会話と言えば、やはり事件の話題になるの
は仕方ないことでしょう、浴槽をうめるための蛇口に貼られた「この水は飲
めません」も事件後の対処の様子。それにしても、今回の事件で、私のよう
な利用者側にも銭湯経営の大変さが少し分かったような気がします、お風呂
なんてそもそもが裸になる場で危険が多い場所なのに、しかも今日では今回
の犠牲者のようなお年寄りがお客の中心、事故に関しては今後しばらくは神
経質にならざるをえないのでしょうねぇ。
　湯上りはビン牛乳、久しぶりのメイトーですよ(^_^) 実は玄関や脱衣室に
沢山の貼り紙があります、最初はやはり事件に関するコメントなのかと思い
ましたが、読んでみるとお客の一人が（って、多分店主が書いたのだろうけ
ど:-)）銭湯に通うようになって得たメリットを語ってみたり、「湯〜ハウス
慕情」と題した歌だったり、と、かなりユニークな銭湯なのでした。お風呂
の方も露天を始めとしてかなりよい銭湯だし、帰りも大女将と若女将の２人
にありがとう、と言われて、大変気持ち良かったし、私的にはかなりお勧め
の銭湯です。１０１０最新号も手に入れたし（事件についてもきちんとした
説明が載っていました、それにしても「常連入門講座」とは！）。