松の湯（中野区若宮３−３６）

ここ２週間ほど風邪気味で銭湯の遠出は控えてましたが、復活しました。^o^

　今日行ったのは中野区若宮3-36の松の湯。西武新宿線都立家政駅から徒
歩２分、こじんまりとした商店街を一本入ったところにあります。と言う
ことで、周辺の街の雰囲気がまず気に入りました。
　外見は寺社造りではないようですが、しっかりとした番台形式の銭湯。
なぜか入口の玄関の広さが女湯側の方が広い。
　旧式のマッサージ椅子に体を揉んでもらっているオジサンを横目に脱衣、
浴室へ。全体的にこじんまりとした銭湯、脱衣室も小さ目、浴室も島カラ
ンは１列のみ、かつシャワーなし（両壁際のはあります）。女湯側のカラ
ンに席を取る。おっと、カランの上には鯉のタイル絵がありました。
　さて浴槽、これがなかなかシブイ、透明湯でやや熱め、かつて湯の吹き
出し口だったライオンの顔彫刻がいい感じです。今は湯の吹き出し口は別
の場所になっていますが、あの吹き出す感じはそれでも珍しいもの。水の
出口も完全に錆び切っていい色になってます。こういう質感がやっぱりオ
イラが温泉ではなく銭湯にこだわるところなんだよなあ。電車より蒸気機
関車が好き、みたいな、人工的なテクノロジーの中のノスタルジックな部
分と言うか。洗練されてないテクノロジーほど人間臭いものはない、ぅか。
　壁絵は大沼公園（ってどこだ？）、背景の雪山が異様に尖がってるのが
ヘンテコリンでいい感じ。湯上がりはコーヒー牛乳。

P.S.明日は関東地方は雪なんですか？ウーム、寒そう。
P.S.2.ふと思ったんですが、松の湯って名前は銭湯では超メジャーですよ
ね。銭湯界の鈴木さん、佐藤さん、って感じですか。