不動湯（藤沢市辻堂元町１−５−２２）

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　江ノ島の帰りに辻堂へ。先ず北口側の浜の湯（茅ヶ崎市赤松町１３−２）見
学。駅前は再開発中なのか、野っ原になっています、なので目印の煙突も駅出口
から良く見える。まだまだ現役の銭湯でしたが、７の付く日はお休み。じゃあ南
口側の不動湯（藤沢市辻堂元町１−５−２２）だ。こちらもホテルのビルが視界を
遮っていますが、それを越えるとしっかり煙突が見えました。果たして、正面玄
関に回ると、なんともシブイ銭湯！小型の地方銭湯の味わいに、ちょっとばかり
東京銭湯的な宮造りのテイストも。玄関右手にあるラドン温泉のホーロー看板が
またいい味出してます。夏なので開け放しですが、すりガラスの引き戸あり。下
駄箱は富士錠、これも良い感じ。ちなみに不動湯は１日、１０日、２０日が定休
日。
　中に入り、女将に湯銭を。おぉ、脱衣ロッカーがない、脱衣カゴ必須！その代
わり、常連さんの置き道具はたくさん。天井は格天井。庭もコンパクトなのがあ
り、風流です。それにしても、藤沢市の防災キャラクターが上戸彩って一体どん
だけ古いのか？
　浴室へ。湯道具は無地黄色桶と青の丸座椅子。おっと、見逃していましたが、
金属の洗面器も！しかも温泉マークと屋号の入ったオリジナル！カッコイイ！
　島カランは２列、いずれもお見合い式で左側外壁側は右側半面のみ。右側女湯
側から７・４・４・３・３。ピンクのチップタイルの柱に縦にセットされた蛍光
灯もレトロ風味。天井は二段式ですが、アーチ状のカーブを描いているところが
ミソ。
　ペンキ絵はありません、その代わり壁には立派な溶岩石の岩風呂！これはすご
い、国分寺の孫の湯にも負けない本格派。
　湯も熱そうだな、実際、44〜45度くらいありそうでした（深湯、浅湯とも）。
右側深湯は大粒床バブル、左側浅湯は背中バブル２人分。
　湯上がり、MEGMILKコーヒー牛乳110円。浴槽後ろにペンキ絵はなかったけれ
ど、女将の頭の上、つまり番台の上に美保の松原とおぼしき富士山の絵が飾られ
ていました。さすがに衆議院議員総選挙直前だけに、地元の方々の世間話は政治
の話に。オイラの場合はどこの党に入れるか、誰に入れるか、と言うこと以前
に、どうやって投票に行く時間を捻出するか？と言う問題が（苦笑）。常時７〜
８人が入っている人気銭湯、まだまだがんばってくださいね！夕暮れ時の野良猫
撮影も成功、満足感で東京に戻ります。