帝国湯(台東区浅草橋5−23−6)


<2003.09.20(Sat)>
 今日は台東区浅草橋5-23-6の帝国湯へ行ってきました。秋葉原で
お買い物の帰り、そう言えば秋葉の帰りにこの近所で銭湯巡りって
したことなかったな、ということで、雨でしたが20分くらい歩い
て。それにしても、昭和通を越えるといきなりゴーストタウン!平
日昼間は活気があるのだろうけど、でも民家もあるはずなんだけど
なあ、和泉小学校なんてのがあるくらいだから。三井記念病院を越
え、裏から回るとなんと裏口から竈の炎が見える、こりゃすごい、
ビルなのに薪が山積みされてるし。と言うことで、蔵前橋通りと言
う広い通りに入口が面したビル銭湯。
 中は番台形式、大女将に料金を払います。おじいさんが脱衣室で
涼んでいる他は浴室にはお客はいません、まぁ今日は巨神戦だから
みんなお家でテレビ観戦中でしょう。と言うことで、貸切状態で入
浴。脱衣室はちょっと狭い感じですね。島ロッカーがドーンと真ん
中を占めているせい?壁掛け扇風機は回っていませんがいい感じに
古いです。番台の後ろに屋号の札があります、「鳥越 帝国湯」と
書かれてますが、さすが両国が近いと言うか、相撲部屋にかけても
遜色ないようなカッコイイ札です。
 さて浴室、桶は黄色プラスチック桶ですが、底は無地。島カラン
は1列、シャワーなしです。女湯壁側のカランを取りましたが、鏡
の広告も粋な感じがするっす>斜め書き。そして目立つのはやはり
壁絵、ヨーロッパのアルプスと思しき風景のタイル絵。ビル銭だと
伝統銭湯でも結構タイル絵っての多いかも。浴槽の湯の方はと言え
ば、今日は紫根と言う薬湯(名前の通り紫色)、結構熱いです、44
〜45度はありますね(おそらく誰も入っていないからではないか
と:-))。
 さて湯上り、番台は若旦那に交替してますが、釜場から直行した
まんまと言うか、タオルはちまちがメチャクチャ粋!なんか嬉しく
なっちゃいますね。ドリンクはメイトー牛乳、100円。帰りの挨
拶も江戸っ子らしい気風の良さ。いい銭湯だったなあ。でも相変わ
らずこの周辺は何もなく、コンビニもめったに見つかりません。い
い銭湯があっても、生活の場としてはあまりいい地帯ではないのが
残念。ちなみに番台後ろの札にあった「鳥越」と言うのは最初ご家
族の姓かな、と思いましたが、蔵前橋通りの反対側の地名が鳥越な
のでした(銭湯前のバス停名にもなっていた)。帰りは浅草橋から、
お茶の水で乗り換えた快速がこの日は高円寺停車でラッキー。それ
にしても、明日もこの雨は降り続くのだろうか?(涙)