本所吾妻橋・墨田湯（墨田区吾妻橋２−５−４）

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　休日出勤を終え、夜中の東京スカイツリーを見に行く。夜中の方が骨格丸出し
の不気味さが堪能できるから（まあ銭湯マニアは夜にしか下町で活動しないと言
うのもある）。遠目に見ると、六本木ヒルズや東京駅周辺の財閥系高層ビルと変
わらない印象だが、北十間川越しに眺めるとその魔物の本当の迫力を味わえる。
西に傾きかけた三日月に届きそうなバベルの塔は、この下町に強烈な違和感を
もって存在していた。
　本日の入浴は押上の隣、本所吾妻橋の隅田湯（墨田区吾妻橋2-5-4）、まだス
カイツリーがかなり間近に見えるエリア。しかしこじんまりして控えめな存在感
は下町銭湯そのもの。
　中に入り、番台の女将さんに湯銭とスタンプ帳を。長山洋子スタンプラリーが
満了。ビル銭湯ではないのに、ビル銭湯みたいに天井が低いのが面白い。狭い脱
衣室、無駄なく島ロッカーが真ん中に鎮座。この銭湯は不定休、今月は４回休
み。
　浴室へ。湯道具はケロリン桶と水色台形座椅子。島カランは１列、カラン数は
５・５・５・５。小さいけど先客が５人もいて賑わっています。
　浴槽は３槽、右側外壁側は床バブル（壁のタイルのラクダ、ライオン、クジ
ラ、キリン、白クマがカワイイ）、中央に座風呂とショルダーマッサージ１人分
ずつ。そして左側は温浴泉じっこうの薬湯。コンパクトな銭湯によくまとまった
多設備。透明湯は44度くらいあって熱め、薬湯は40度くらいのぬるめに設定され
ています（ぬるめの湯、と正し書きがありますが、文字が潰れて「めるめの湯」
としか読めないｗ）
　壁絵は中島さん、浴槽に水が流れ込むモチーフ。富士山は女湯側。
　湯上がりは明治コーヒー牛乳120円。東京銭湯としてはかなり小振りの銭湯、
落ち着きます。店を出て右方向を眺め上げると白い鉄骨の塔が。