塩原湯（世田谷区宮坂３−２７−５）

　渋谷で買い物の帰りに経堂の塩原湯へ。宇田川町から都バスに乗り、代々木八
幡から小田急各駅停車で経堂。個人商店街を真っ直ぐ行くと塩原湯の煙突。途中
和菓子を買い食いして周囲をウロウロ（笑）。と言うか、他にもグループ入浴の
人たちが入口周辺にたむろってます。まぁでも確かに記念写真を撮ってもおかし
くない立派な構えの銭湯（千鳥破風のファサードに木彫りの屋号）6/30廃業の告
知（重油値上げの影響だそうです）の他に6/15最後のお笑いライブなんて貼り紙
も。ここはイベント銭湯だったのか。屋号の入った３房の暖簾をくぐると今度は
「釜の水漏れが激しくなったらやめます」との貼り紙もあり、前倒しで仕舞にな
る可能性もにおわせます。
　中へ、雲隠しの大きな番台の上の女将に湯銭とスタンプ帳を。土曜の夕方とい
うことで混んでます。島ロッカーは鍵が殆どなかったので壁際ロッカーを使用。
例によって大荷物のために２段使用。女湯との間の壁柱には振子時計（？）が現
役、トイレが浴室手前ってのもレア。
　浴室へ。湯道具は年季の入ったケロリン桶とオレンジ色丸座椅子。カランは右
側女湯側から７・６・６・６。島カラン（１列）はシャワーなしタイプ。混んで
てシャワーなしカランしか空いてませんでした。
　湯船は２槽式、左側浅湯は背中バブル３人分に白色ランプ２本。あとラジウム
鉱石を使った格子の湯の出口。その上には鉱石科学研究所の能書き。深湯は床バ
ブル、湯温はどちらも４２度前後の平均的なもの。冬だと物足りないかもしれな
いが、夏ならこんなもので十分、と言うか、よく暖まり過ぎて若干湯あたり
（汗）。
　壁絵は丸山師、男女にまたがる大きな富士山、サインは本栖湖、やはり富士山
は静岡県側よりも山梨県側の方が美しいなあ、と思う。背景広告社の広告は２
つ、クリニックと美容室だったかな。その下にはチップタイル絵。熱帯魚と金魚
の絵。チップタイル絵は女湯側カラン上にもあります、こちらは風景画。あと、
人間背景画の方もいらっしゃいましたが、珍しく中年なのにファッションタ
トゥー。
　湯上りは明治フルーツ牛乳１１０円。番台は若女将に交替、おっと超若女将も
いる！（笑、小学校低学年？）。帰りに手打ち拉麺屋で夕食、手打ちらしいがこ
れって以前ラーメン缶で食べたコンニャク麺みたいな歯ごたえでイマイチ。