南千住徒歩５分の新柳湯へ。ここは12時から開いてる銭湯、早い時間から入浴
可能。この日も15時前に到着して営業中。かなり大きなマンションの煙突から煙
がもくもく、裏に回ると廃材の山、これなら燃料高騰でも生き延びられる（マン
ション住民が利用しているかどうかは知らないけど）。入口前がコインランドリー、
常連さんがベンチに座っていて一見と見るや手ぶらで入れるよ、と親切なお声が
けをしてくださる、南千住良い街だ。
中はなんと番台です、渋谷の栄湯みたいにコンパクトだけど安定した営業がで
きてる銭湯の様子。天井は低いのに三枚羽根の吊り扇風機があります。置き道具
も多数。浴室入口に書かれている「竹炭風呂」って？体重計はKeihoku。
浴室へ。先客は１人。普通なら一番湯の時間ですが、ここはお昼には開いてる
銭湯ですからね。湯道具はケロリン桶とＭ字型緑色座椅子。いやあ、天井低いな
あ、なんだか腰を屈めて歩きたくなるような圧迫感があります。
島カランは１列、シャワーは右側女湯側にしかない。カラン数は右側女湯側か
ら７・４・４・５。一時独占状態になりましたが、後から若者のお客さんが。
浴槽は１槽。右端と中央左寄りに背中バブルがあるだけのシンプルなもの。さ
て、これは熱い！47度行ってるかも。バブルが少ない湯だから入れましたが、も
う少し湯の流れがあったらギブアップかも。久しぶりだこんな熱い湯は！常連さ
んでも入れない人がいそうだ、と言うか、後からの若者客もかなり苦労して湯に
浸かってました、それでも水で埋めない心意気！残念ながらペンキ絵はなく、ア
ルプス山脈らしきモチーフのチップタイル絵。
湯上がりはビン入りコカ・コーラ120円。ビン入り乳飲料は森永系のもの（白牛
乳＋コーヒー牛乳）がありましたが、コーラの誘惑に負けた（激苦笑）。帰りは
日光街道へ出て京成千住大橋駅まで歩く。駅名の元になった千住大橋を渡れたので
満足。
新柳湯（荒川区南千住5-40-8）7/30廃業前訪問 <2017/Jul/12(Wed)>
４日前にまさにこの新柳湯の前を通ったのだが、まさか今月いっぱいで閉店、
と言うことをその帰宅後に知ることになるとは！まあ南千住なら東海道線上野東
京ラインから常磐線に乗り換えるだけなので通勤帰りのアクセスはさほど困らな
い。南千住駅を降り、新柳湯が営業しているのを確認してから近くのそば屋で腹
ごしらえ＞開化丼。
さて新柳湯、こないだはのれんの前まで来たのだが、のれんをくぐったら手書
きの廃業告知の貼り紙が！7/30まで、廃業理由は言及なし、44年間の営業期間で
したか、お疲れさまでした。
中へ。古いビル銭湯はちゃんと番台。タオルでハチマキした旦那さんがカッコ
いい。
ビル銭湯なので天井が低い。もちろん広さもこじんまりしていて、おそらくこ
のビルアパートの住人しかお客を想定していなかったのではないかと思うほどコ
ンパクト。その低い天井からの吊り扇風機が現役で動いてる、味わい深い。体重
計はKeihoku、食後だからちと重い。置き道具のところにも廃棄告知。
浴室、おっ、独占状態だ、よっしゃラッキー！湯道具はケロリン桶と久しぶり
のＭ字型緑色座椅子。年季入ってる銭湯だなあ、１列の島カランと左側外壁側の
カランにはシャワーなし。
浴槽は１槽のみ。設備も背中バブルが２人分あるだけのシンプルさ。後から入っ
て来たお客（２人とも丸坊主、僧侶でしょうか）がうめてたけど、そんなに熱い
ことはなく、42〜43度と言うところ。背景画はペンキ絵ではなくチップタイル絵、
アルプス山脈っぽい。
浴室も脱衣室同様、天井が低いのだが、あのステンレスのギザギザなのは珍し
いな。旦那さんはまだ現役感あるし、燃料高騰も店の前に積まれた廃材を見る限
り影響は少なそう。やはり設備老朽化だろうな。銭湯だけでなく、ビル全体もか
なり年季が入ってますが。
湯上がりはビン入り乳飲料もありましたが、ビン入りコカ・コーラを選ぶ＞120
円。さっきの僧侶さんも新人みたいで銭湯にもあまり慣れてない様子、つまり常
連さんがいなかったので、常連さんが廃業後どうするのか、世間話は聞けず。
４日前は千住大橋を渡って京成千住大橋駅まで出たが、さすがに平日なので南
千住に戻り、日比谷線で帰途へ。何気なく直通する東武スカイツリー線の路線図
を眺めると、なんと松原団地駅がなくなって、獨協大学前に駅名変更されている
ではないか！これはショック！