大和の湯（成田市大竹1630）

大和の湯フォトアルバム
下総松崎フォトアルバム

　だいたい外出するときは目的１つだけで出かけることはない、今回のように目
的の１つが果たせないなんてことはよくあること。まあ私の場合大抵第２の目的
は銭湯めぐりなんだけど:-)今回は成田市、一般銭湯は全て閉店してしまった
が、未訪のスーパー銭湯が下総松崎（まんざきと読む）にある。と言うことでＪ
Ｒ成田から我孫子方面へ１駅。いやあ、駅ホームは思い切り残雪、こちら側は空
港がない分、いかにも田舎の風景。特に田畑の風景は完全に白一色、これが本当
に千葉県なのか？と思わせる雪国な景色。そしてそれ以上に、本当にこんなとこ
ろにスーパー銭湯があるのか？と言う不安（苦笑）。なんか道が高台に沿ってい
て、成田線が走っている向かって左側は見通しが利くが右側は丘になっていて先
に何があるか分からない。途中、雪かきしてる子どもに「あのおじちゃん、会社
行くのかな？」とか言われるし（笑、きっとこの辺は会社員が珍しいのかも）。
　果たして、大和の湯を無事発見、遠目には黄土色のビルが地味ですが、周囲に
たくさん自家用車が停まっており、なかなかの人気スポットの様子。そばに近づ
いてみると、かなりおしゃれな感じ、モダンな江戸イズムが感じられる内装。
やー、ただでさえ雪国みたいなところへ更に靴に水が入って寒さがピークだった
ので、先ず暖房の効いた室内に入ってホッ（笑）。
　中へ。平日は700円ですが土日祝は1000円。すごく落ち着いてるなあ、普通の
スーパー銭湯だと世間話に興じるお年寄りグループだったり子ども連れファミ
リーだったりとにぎやかな場所と言うのが相場ですが、ここは小学生以下はだ
め、とあり、大人の社交場のスーパー銭湯。ロッカーキーを受け取り、中へ。い
きなりホテルのロビーのようなくつろぎ空間、真ん中にエレベータがあるのでこ
れに乗るのかな？と最初思ったが、そうではなく、奥に女湯、手前左手に男湯脱
衣室の看板が。
　脱衣室は更に暖房温度高め。少し縦長のロッカーに荷物と衣服を。
　浴室、真正面に先ずかけ湯、樽が２つあります。最初は右手。浴槽が２つ。右
側が透明湯「山吹の湯」、床バブルがあり41度くらい。その隣、なんと黒湯だ！
「墨染めの湯」、色は茶色と薄めですが、ヌルヌルとした感触は本格的アルカリ
温泉。更に、やはりここは成田です。外国人（しかも西洋系）も入浴してる。６
年後を見据え、こういう入浴文化を発信して「おもてなし」したいものです。結
構おじちゃんが度胸よく外国人に話しかけますね。逆に自分みたいな中途半端な
外国語学習者が度胸がなくて話しかけられない、いかんなあ。なんか外国の人も
機嫌良さそう。窓の外は雪で真っ白な田園風景、そして日本独特の黒湯、日本が
胸を張っておすすめできる癒しの場。左手手前にはカランが６人分。
　奥には降りる階段、下には露天風呂！もちろんこちらも黒湯、更にダイレクト
に下総大地のの絶景を堪能できる最高のロケーション！こりゃ日本人でも極楽、
外国人にも超エキゾチックなスポットでしょう。
　浴室入口から更に３階へ階段を上る。そこにはカラン３機と水風呂、そしてサ
ウナ。サウナからも絶景は楽しめます。まあほとんどの人はテレビ観てますが
ｗ　てか、スーパー銭湯でもモンモンOKって店があるんですね、このサウナ、か
なりモンモン率高かったです（たまたまでしょうが）。水風呂も冷たかった。
　湯上がりはブリックパックのイチゴ牛乳、120円。先ほどのロビーはビールを
飲んでくつろぐような大人の雰囲気、ビン牛乳はちょっと違う感じ。食事も高そ
うだ、成田駅で食事しておいて良かった（汗）。でもここからの風景も素晴らし
い。
　さて帰り、下総松崎駅よりも先へ。成田スカイアクセス線の成田湯川駅を目指
す。先ほど成田線の車窓から下総松崎の手前に駅を発見したのでそこまで歩いて
みよう。スカイアクセス線の高架線も遠くに見えるし。しかしかなり遠かった！
１時間くらい歩いてしまったようだ。軽く山越えしたらトンネルで下を走る成田
線、スカイアクセス線をまたいでしまった様子。成田ニュータウンと言う住宅街
を経由して成田湯川駅へなんとか到着。かっけー、まるで新幹線の駅みたいな未
来的な駅舎。しかし、電車は30〜40分毎しか来ない（泣き）。駅構造も新幹線を
模倣、スカイライナーの通過はホームから離れた中央の線路をかっ飛ばす。やっ
と来たスカイアクセス特急もかなり速い。こりゃ京成よりも断然速い。ＪＲが成
田空港まで新幹線を敷かないから、仕方なく京成資本でこの線を作ったんじゃな
いかと思われ。それにしても、もっと外国人に話しかける度胸をつけないと（ア
ルゼンチン人はともかく、ロシア語学習者としてロシア人に躊躇してしまったの
は惜しい。もちろん語学力そのものも重要）。

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