砂むし会館　砂楽（鹿児島県指宿市湯の浜５丁目２５−１８）

　と言うわけで、はるばる南九州・鹿児島へ。新幹線と寝台特急を乗り
継いで、１７時間の鉄路の旅、贅沢だなあ。桜島にも足を伸ばしていて、
マグマ温泉と言うのがあり気にはなったが、時間の関係と、あまり件数
をこなすのもきついな、と言うことでパス。で、指宿の砂むし温泉です。
　ＪＲ指宿駅からは徒歩２０分（バスかタクシーに乗ったほうが正解、
と言いつつ徒歩で:-)）、例によって街並みは寂れた温泉街、バスやソー
プなど風俗系の店はどこも廃虚、そんな中、この「砂むし会館　砂楽」
だけが元気で、ツアーバスが止まる人気スポット。建物ももちろん新し
い。
　先ずはエスカレータで２階に登ります。２階の受け付けて料金９００
円を払う（砂むし風呂＋温泉の料金。手ぶらの場合はタオル代１００円
追加、温泉だけの利用は６００円）、そして砂むし風呂用の浴衣をもら
う。最初に浴衣姿で砂むし風呂に入り、そのままシャワー室で浴衣を脱
ぎ捨てシャワーで砂を落として温泉に入る、と言う流れ。平日の昼間と
は思えぬ人気ぶり、週末は一体どうなるんだ？
　砂むし風呂は屋外、と言うか浜辺。砂浜に温泉が湧いていて、その湯
で暖められた砂の中に入る、と言うもの。お年寄りに混じって若い人も
結構いる。沢山のオバサンとオニイサン（従業員）が待ち構えていて、
お客を砂地に寝かせ、その上にシャベルで掬った砂を被せてくれる、と
言う仕掛け。こりゃ結構重労働そうだ。つーか、砂を被せてもらってい
る間は生き埋めにされている気分である（笑、実際に砂はかなり重いで
す、身動き取れません）。標準時間は１０分とあったが、結局２０分近
く入ってました。青空を見上げながら砂むし温泉に浸かる、極楽過ぎて
目の前にホシがチラチラしてました（ちょっとヤバイ）。さすがに２０
分も入っていれば結構汗をかいたが、そうは言っても浴衣１枚で外を歩
くと寒い、すぐに風呂へ。シャワーで先ずは砂を落とすが、そうは言っ
ても温泉浴室の床は砂でジャリジャリしてます（苦笑）。髪に砂が混じっ
ているので特に後頭部はよく洗います。ここの温泉は海辺にあるので
海水温泉ですが、古代の海水が湧き出ているのでちょっと成分が海水と
違うみたい。ちょっとなめると確かにしょっぱい（注：引用には不適で
す）。サウナがあったが、オイラは相変わらず苦手で２分くらいで出て
しまいました（苦笑、ちなみに塩常備してました）。最後は水風呂、か
け湯で。湯上りはお土産コーナーでジュース、これが実に美味しかった
（１００円）。帰りも駅まで徒歩、途中で町営銭湯「元の湯」発見、
なかなかカッコイイ建物で、こっちも入りたかったなあ（大人２００円）。