千歳湯（札幌市北区北１３条西３丁目２２）

　そしていよいよ札幌銭湯、こちらも初心者コース（駅のそば）で、地下鉄
南北線をすすきのとは反対方向（北方面・麻生方面）に一駅、北１２条駅徒
歩３分の千歳湯（札幌市北区北１３条西３丁目２２）へ。札幌駅南側は大通
公園ありすすきのありでどこまで行っても繁華街だったが、北側はいきなり
静かな街（住宅街？オフィス街？）、街の灯りも少な目です。札幌も旭川同
様碁盤の目住所ですが、方向感覚がない人間には関係なし（苦笑）、１５分
くらい駅からウロウロしました。
　やっと到着、表は何の変哲もないビル銭湯のような面構えですが、裏が素
晴らしい、レンガの煙突に青い三角屋根が北の国の銭湯らしい風貌をしてい
ます。牛乳石鹸の暖簾をくぐり、二重扉を開けると目の前にカウンター。大
女将に３９０円払います。更に脱衣室にドアノブの付いた扉があります、防
寒対策なのでしょう。
　脱衣室、なんか扉なし棚とプラスチック籠しかない？と思いきや手前右手
に鍵付きロッカーありました。宿に荷物を置いてきたので手ぶらでもよかっ
たんですが、やはりカメラとか持って歩きたいですからね、と言うことでロッ
カー使用。やっと地方銭湯らしい落ち着いた雰囲気の銭湯にであった感じ、
旭川や小樽の銭湯はその町を代表する大きな銭湯に入った、と言う感じで、
地方銭湯ならではののんびりした雰囲気がもう一つだったけど、ここは紛れ
もなく地方銭湯のノリ。
　浴室へ。湯道具はここも関西タイプのみにケロリン桶、それとＭ字型緑座
椅子。カラン数は外壁側から４・５・５・６、つまり島カランは１列。おぉ、
何とここは全カランとも１カラン１蛇口！こりゃ湯温が変わるとたちどころ
に苦情が来そうですな（実際、湯上がり休憩中にカランの湯が冷たい、と言
うクレームが来てました）。
　浴槽は２槽、右手は透明湯、背中バブル２人分（一人２本ずつバブルジェッ
トがあるが、右側の席は右のジェットが出てない）、湯温は４３度くらい。
左手は黄緑の入浴剤使用、３９度くらい。そしてその左に熱気入浴、つまり
ウェットサウナ。これが強烈、入った途端熱気が熱くて息をすると鼻の中が
ヤケドしそう、５秒で出ちゃいました（笑）。そしてその手前の水風呂、一
人しか入れない大きさ。ここはようやくちょうどいい感じの冷水だなあ。あ
まり心臓の負担を気にせず入れました、もちろん長居。
　湯上り、待合いスペースで森永コーヒー牛乳１００円。待合いスペースに
「銭湯へ行こう！！」と言う冊子がありました。北海道公衆浴場業生活衛生
同業組合の発行。銭湯の効能やマナーについて書いてあります。なんか初心
者向けだなあ、旭川銭湯みたいにスタンプラリーとか、せめて銭湯マップを
作ってくれたら嬉しいのに（勝手なわがまま言ってますｗ）。
　さて、旅も明日で終わり。後は元気が残っていれば羽田付近で大田区銭湯
かな。