栄浴場(千葉県市川市鬼越2−6−5)
<2003.08.18(Mon)>
今日はちょっと遅い里帰りで市川市鬼越2-6-5の栄浴場へ行ってきました。
最初、京成中山駅で降り、市川市若宮2-12の市力湯を狙っていたのですが
(法華経寺の裏へ回るので、散歩自体も楽しいと言えば楽しかったですが)、
残念ながら月曜定休、と言うわけで折り返して正反対の鬼越方面へ。控え
めながら千鳥破風の凛々しい面構えの建物。
入口は妙に横に長いです。番台の女将さんに料金を払う、あぁまだ千葉
県って385円で入れるのね。里帰りで大荷物だったので、2段脱衣ロッカー
を使ってしまいます。ということで、せっかく脱衣籠もあったのですが、
使わず仕舞。
脱衣室も一人だったが、浴室にもオイラ一人!さみしいなあ。桶は無地
の黄色桶。島カランは1列、シャワーなし。と言いながら、窓側カランに
席を取りましたが、シャワーの湯の線が細すぎてちょっと使い物になりま
せん、かけ湯は桶に汲んだ湯を被りました。カランの鏡は広告入りです。
小型の銭湯でも2段になった天井。
壁絵は堂々たる早川師による富士山と富士川。これは素晴らしい。結構
新しそうだったな(日付もサインしてありましたが失念)。そして浴槽!
来ました熱湯!まず浅湯から、入浴剤で緑色がかってますが、これは熱い!
46度くらいでしょうか。背中バブルが2人分ありましたが、ちょっと近
づくのが辛い感じ。そして深湯だ!床バブルがブクブク上がっており、足
を深く入れていくと耐えられない熱さに!一瞬だけ肩まで浸かりましたが、
膝から下が耐えられません、本当に熱い湯は表面ではなく底が熱いのだ、
と言うことを実感させられます。熱いんだけど、やっぱり銭湯はこうでな
きゃ、と言う思いも(込んでいたら、他の人が埋めてこう熱くはなかった
のかもしれないなあ)。
湯上りは缶入りいちご牛乳110円。残念ながらビン飲料はドリンク剤
系のみ。庭には大した物はないけどちゃんと縁側になっています。なかな
かいい感じの伝統銭湯ではないですか。と言うことで、久々に熱湯を堪能
して銭湯を後にしました。帰りは京成鬼越駅に出て東中山まで。やはり久
久に帰ると、実家周辺の風景は少しずつ変わっていくなあ。
<2006.10.14(Sat)>
最近引き蘢り気味(笑)ですが、自転車圏内で鬼越の栄浴場へ。財布を忘れて
一度家に戻る、というハプニングがありましたが、それにもめげず(爆)。
相変わらず横長な玄関。入ってみると、お客は自分1人?番台の女将さんに湯
銭を払い、中へ。トイレを借りる、こりゃスゴイ、今時汲取り式というだけでも
驚くが、なんと便器全体の大きな穴、こりゃ小学生くらいなら落ちる危険性があ
るんじゃ?
浴室、桶は広告なしですが、鏡に超地元な広告あり。カランは6・6・6・7、
島カランはシャワーなし。
うれしいのは湯が超熱湯!誰も入っていないことも幸いして、深湯は47度来
てますねこりゃ(浅湯も46度近い)。さすがに後から来たお客はうめ太郎して
ました。壁絵は早川師、「平成十六年四月七日 層雲峡 流星の瀧」とあります、
滝が山上から幾筋にも分かれて落ちるなかなか味わい深い風景。ペンキ絵の下に
はチップタイル絵の熱帯魚。
湯上り、ビン飲料はないので缶入りのイチゴ牛乳110円をいただく。と言う
わけで、熱湯が恋しくなったらまた来ようっと。
<2009.09.22(Tue)>
昨日、総武線の車内から見た光景、2年前の7月に廃業したはずの鬼越・栄浴
場の煙突(廃業後も建物の取り壊しはせず、経営者家族の住居として残っている)
から煙が出ているのを発見!再開したか?気になってその晩、栄浴場を訪問。し
かし、いつものように灯りは消えていて、何事もなかったかのような静かなたた
ずまいでした。
おそらく、敬老の日だったので、1日だけ時間制限で特別にお年寄りに開放入
浴してもらった、と言う感じなのでしょう。いずれにせよ、設備的にはまだ現役
のようです。まあ銭湯経営は重労働だから、年金などで食べていけるのであれ
ば、やめて正解なのでしょう。しかし設備がまだ現役だとすると、やはりもった
いないなあ、と思ってしまいました。
<2011/10/20(Thu)>
もう栄浴場が廃業して3年以上経つがまだ建物は残っていた。しかし先ほどマラ
ソン練習でそばを通ったら、ご覧の衝撃的光景に!震災の時は大丈夫だったはず、
と言うことは9/21の台風でやられたか?
<2013/07/21(Sun)>
フォトアルバム
6年ほど前に閉店した市川鬼越の栄浴場。最近まで建物は残っていたが、ついに
取り壊されました。
<2013/09/23(Mon/Hol)>
鬼越・栄浴場跡地、すっかり更地になりました。この後は一般住宅になるので
しょうか、マンションになるのでしょうか(周囲も一般住宅なので、高層マン
ションはなさそうです)。