らかん湯（江東区大島２−３７−７）

　今日は都営新宿線西大島駅徒歩５分のらかん湯（江東区大島2-37-7）に行って
きました。駅を降りて明治通りを北上してファミリーマートが見えたら手前を左
折してすぐ。駅からは慣れてるのにちょっとした商店街っぽい雰囲気の小さな通
りにビル銭湯が現れます。手前がコインランドリー、奥にらかん湯入口。なかな
かオシャレな電光看板、軽く掃除に出てきた大女将にいらっしゃいませと言われ、
モダンだけど下町臭さも同時に感じられる銭湯。カウンターで料金を払い、脱衣
室へ。
　脱衣室の内装は今風のもの。会社の荷物があるので例によってロッカー２個を
使用。さて浴室、なんと入口目の前に丸い浴槽が、水風呂っぽいです。しかし入
口前なのでかけ湯槽にも見える。でもやっぱり床バブルが吹いてるから水風呂な
んだろうな（向かって左側にはサウナ入口もあるし）。いずれにせよ、悩ましい
浴槽ではあります（笑、結局かけ水だけして入浴はせずじまいでした）。湯道具
は無地の黄色桶と淡い青緑色の丸座椅子。この座椅子、高円寺時代の常湯だった
ニュー宮下湯のと同じだなあ、なつかしい気分に。カランの並びがまたちょっと
複雑、右側女湯側と中央島カランは普通に縦にカランが並んでますが（女湯側
６機、島カラン５機）、左側は横にカランが並んでたりします（列あたり
４機）。要するにかなりモダンな内装。
　浴槽は３槽。先ず左手から、左側はちょっと手前に突き出していて、かつ一部
はカランのための壁になってます。その壁のすぐ裏が電気風呂、更に床バブルの
激しい一帯が。無設備でゆっくり湯を楽しめるエリアもあります。中央は座風呂
２人分。そして右手は深湯で宝寿湯。この漢方薬層の香りが癒されますね。いず
れも４２〜４３度で平均より心持ち熱い感じ。見た目はモダンでも湯はやはり江
戸っ子銭湯ですな、よいことだぁ。壁絵はタイル絵、波と言うか風と言うか、と
にかくそんなイメージの抽象画。まぁよく見かけるタイプの壁絵ではありますが。
サウナはやはり平日ということで、僕のいた時間には利用者はいませんでした。
でも入浴客自体は常に５〜６人おり、結構繁盛している様子です。それにして
もインパクトがあったのが、壁絵の下に貼られた城東浴場組合の注意書き。基本
的に浴槽を清潔に保つための注意で、身体を洗ってから入れ、入浴中に身体をこ
するな、浴槽にタオルを入れるな、と言った感じでしたが、更に手書きで「肛門
を洗ってから入りましょう」とある。それも怒りの感情がこもった荒々しい筆跡
で、２枚とも手書きされている。イヤ〜、インパクトありますね、一元さんの
オイラはビビっちゃって「分かりました、ヨークお尻を洗うことにします」と
服従してしまいましたから（笑、実際普段の２倍くらいよく洗いました）。
　湯上り、待合いスペースの冷蔵庫にはしっかりビン飲料があったのに、大女将
は今度は男子脱衣室でお仕事中でカウンターには誰もいなく、何も飲まずに帰っ
てきました。ウーム、施設も新しいしお客も入っているのだが、従業員が不足し
ているのはちょっと先行きが心配です。