大沢温泉 湯治屋(花巻市湯口字大沢181)

　岩手日報で2025/6/29閉店と言うニュースを聞き、急ぎ渡り温泉さつき
(花巻市湯口佐野21-8、日帰り入浴11:00-18:00)へ。花巻温泉郷は先日
ピノキオサンセットに紹介された藤三温泉(３つ温泉があり、日帰り入浴時
間帯がそれぞれ違うので、前もって確認しないといけない)も行きたいが、
歯医者の予定があり出発が遅いので、次の機会に。
　花巻からバスで渡り到着。なんかすごい山奥に来たな。なぬ、今日は日帰
り入浴お休み？再開はもうないのか？ガーン、じゃあ諦めるか、って、ここ
まで来て温泉入らないはあり得ない、隣の大沢温泉に行くことに。3軒旅館
があり、日帰りをやっているのは湯治館。坂を下るとめっちゃレトロな旅館、
今でも湯治客がいるガチな湯治温泉。
　受付の帳場ってのがいいな。入湯料は700円。複数浴室があり、まず豊沢
の湯へ。ここは洗い場があるので、まずここで身体を洗って、本格的な露天
風呂は後で。
　と思ったら、洗い場こそモダンだが、浴槽の裏は川と森！たまるかー！
(C)朝田のぶ、って感じ。
　これで700円のもとは取れたが、次に薬師の湯。こちらは内風呂だが、タ
イル絵が江戸時代のもののようで、これも良い。先程の豊沢の湯にはクリー
ム色の洗面器だったが、こちらはケロリン桶。カランは３機のみ。
　それにしても、ph9.0はアルカリ性強すぎ、肌スベスベにはなるが、長湯
したらヤバくないか？と思われる強アルカリ性。あと、この旅館、建物が広
すぎて、浴室を渡り歩いているうちに迷子になった。こんなの初めてだ。ガ
チの湯治場で、自炊用の洗い場があちこちにある。
　そして混浴露天風呂、大沢の湯。豊沢の湯に輪をかけて石垣が低く、川の
対岸には別棟があって、丸見え！
　いやあ、花巻温泉だけが花巻温泉(何を言ってるのか？)と思ったら、この
豊沢川沿いの諸温泉こそ、花巻温泉郷の真髄！こないだ学生時代の友人に岩
手の名所を聞かれたが、今だったら絶対ここを紹介するわ。素晴らしい！
　湯上りは岩泉コーヒーミルク。休憩室もまさに湯治場。