入谷・大久保湯（台東区松が谷３−１３−１０）

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　入谷の大久保湯へ。台東区（２）で最後に残った銭湯なのでこれで終了。秋葉
原から日比谷線で入谷へ、完全に住宅街で迷ったがなんとか発見。やはり上野・
浅草周辺の下町は野良ちゃん多いね、相手にしてもらえなかったけど（爆）。瓦
屋根の寺社造りではないがなかなか歴史のありそうな外観。ちょうど女将さんと
一緒になり、ちょっと立ち話。中に入りカウンターには大女将、抱き抱えてるワ
ンちゃんカワイイ、そこにまた２、３歳くらいの女の子がからまれて微笑まし
い。スタンプ帳を出したら今日４人目だとか。スタンプ帳を持ったお遍路さんて
１日何人くらい来るものなんだろう？もう東京都銭湯も750軒くらいしか残って
ないのか（涙）。
　脱衣室が狭いぞ、かなり待ち合いスペースに取られた感じ。しかし賑わってい
て４人くらいの常連さん方が談笑中、元気な銭湯の証。壁際ロッカーに衣服と荷
物を詰める。そういえば浅草に近い銭湯なのに浅草映画館の文字だけポスターを
見かけなかったな（見落とした？）。
　浴室へ。脱衣室ではテレビとおぼしき歌謡ポップスが流れていたが浴室は演歌
の有線。湯道具はケロリン桶と淡緑色の座椅子（水色台形座椅子もあり）。島カ
ランは１列、カラン数は５・５・５・５。
　ペンキ絵は中島さん、「22.9.10　ナカジマ」のサイン。富士山ですが、前景
は美保の松原？それとも西伊豆？ちょっと不明。
　浴槽は３槽。左手は黄緑色の入浴剤を使った薬湯、43度くらい。中央は浅湯、
背中バブル２人分。右側は深湯、床バブル。いずれも42度くらい。
　湯上がりは待ち合いスペースで明治コーヒー牛乳120円。中央の時計（残念な
がら柱時計ではありません）に「大精軒」の大きな広告、さぞかし立派な中華料
理屋かと思いきや、帰りに前を通りかかったのはごく普通の家族経営の小さな中
華料理屋でした。帰りに11月に廃業した松葉湯前を通る、何事もなかったよう
な、昔から営業なんかしてなかったように静かに街の空気に溶け込んでいまし
た。稲荷町駅から銀座線で帰宅。