小川ラドンセンター（埼玉県比企郡小川町大字小川２５９）

フォトアルバム(2013/12/8撮影)
　今日は埼玉県比企郡小川町大字小川529の小川ラドンセンター大岩風呂へ行っ
てきました。今年も小川和紙マラソンの季節、ありゃ、マラソン記録メモを見る
とこの大会への参加は４年ぶりだ（エントリー自体は毎年してます）。実は去年
できた新しいスーパー銭湯、おがわ温泉花和楽の湯（小川町大字角山26-2）に入
ろうと思ったのですが、やはり大会のあとは大人気で１時間待ちとか言われてし
まった、そんなに待ってる余裕はないので諦める（こりゃ大会以外の日に来ない
と入れないなあ、もしくはレースの日は後ろの予定を入れないようにしないと）。
さて小川ラドンセンター、こちらは昔からある温泉旅館な訳ですが、見た目も
かなりアヤシイし、やる気もなさげで今まで１回だけチャレンジした時も店の人
が全然出てこなくて諦めてました。しかし今年は花和楽の湯に刺激されたのか、
看板が増えて入浴料金も載せている、やる気を感じたので今年は大丈夫だろう、
とチャレンジ。
　今回も入口を入るとすぐ右手にある大宴会場から流れる演歌のカラオケがお出
迎え、果たしてどんなにアヤシイ温泉施設なのか、ワクワクしながら館員が出て
くるのを待ちます。今回はすぐに旦那さんらしき人がカウンターに現れました。
料金は８００円。早速レジが壊れてお釣りが出てこないので取りにいく、という
アクシデント、いいよいいよそのユル〜い感じ（笑）。浴室への通路、ものすご
い数の演歌歌手のポスターとご主人と演歌歌手とのツーショット写真。濃いぞ濃
いぞ〜（笑）。
　さて脱衣室、先客はやはり和紙マラソン参加者らしき２人組。プラスチックの
脱衣籠もありましたが、これは宿泊客用でしょう、縦長ロッカーに荷物と衣服を
詰めて浴室へ。
　浴室にも先客２名。しかし今日が和紙マラソン大会であることを考えると、こ
れは空き過ぎと思われます（苦笑）。内装は岩風呂ですね。カランは手前右手に
２個、奥に２個。桶はケロリン桶使ってますね。表の看板には露天風呂もあると
書いてありましたが、この浴室からは行けず、別室なので今回は諦め。
　左手に浴槽があります、手前にちょっとだけ水風呂がありますが基本的には温
湯。結構熱めだと思います、４３度くらい？ラドン温泉はにおいはないと思って
ましたが、ここのはちょっと鉱物っぽいにおいがあるようです。まぁ浴槽の岩に
湯垢が茶色くこびりついているので、ラドン以外の成分のせいかも。なぜか奥の
浴槽の中央には打たせ湯があります、温泉のコンセプトでは珍しい施設だなあ。
　湯上り、先ほどの大宴会場で食事をします。相も変わらずオジサン、オバサン
が舞台で歌ってます。どうもよく見ると、歌ってるのはお客じゃなくこの旅館の
店員のようだ。どうも本人たちが楽しむのと、お客に楽しんでもらうのと二重の
意味があるらしい。なので歌うときに宴会場に向かって挨拶してます(^o^)。こ
のときスパゲティをオーダーしたのですが（ミートソースかナポリタンかどっち
だろう、と待っていましたが、いちおうナポリタンかな、海苔と焼豚が乗ってる
和風とも中華風とも言えない折衷スパ）、フォークじゃなく割り箸が出てきます。
更にビックリはイカリソースですよ、関東でイカリソースを見かけるだけでも
珍しい、しかもスパゲティについてくるとは！もう訳分かりません（笑、好奇心
でちょっとだけおそるおそるスパゲティにソースかけてみました）。その間も演
歌は流れています、もはや人間ＢＧＭ状態です。先客はここでゆっくりしよう、
という気にはならなかったのでしょう、さっさと帰ってしまったようで食事して
るお客は私１人みたいです（苦笑）。そんなわけで黒綿菓子をもらったりみかん
を２個もらったりとやたらサービスがいい。最後にはカラオケリストとリクエス
トカードを渡されて「お兄さんも歌いなさいよ」と来たもんだ（笑）。さすがに
そこまでお付き合いする気はないので、さっさと食事代を払っておいとまするこ
とに。でもこの超Ｂ級な雰囲気、花和楽の湯に席巻されない今のうちに行ってお
いた方が良いですぞ。

　一方、小川町に来たんですから菊水湯（小川町大字小川87）も覗いていかない
と。相変わらずぼろい建物だなあ、と思って入口前まで行ってみたら、「９月３
日で廃業します」の貼り紙が。ということで、菊水湯はとうとうその歴史を閉じ
てしまったようです。さて東京に戻ってこれからアイドルヲタ活動だ（笑）。