栄湯（小平市小川西町3-26-4）

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　小平市もリーチ状態だった。ということで最後の未訪銭湯、栄湯へ。東久留米
からそんな遠くないのに、西武線を所沢と東村山で２回乗り替えないといけな
い、ややこしいです(^_^;) 小川駅は東久留米より更に静かな郊外の駅、ロータ
リーだの大型ビルだのはなく、駅前から個人商店、飲み屋が。そんな訳で駅を少
し離れるとすぐに住宅街。駅西側を線路沿いに北上、１本車の通りを渡ると静か
なたたずまいの栄湯発見。瓦屋根こそありませんが昭和レトロな雰囲気でいっぱ
いの銭湯。玄関がすでに薄暗く、控え目な空間がタマリマセン。
　中へ入り、番台の大女将に湯銭とスタンプ帳を。ラジオの音も話し声もなくと
ても静か、ときどきそばを走っている西武電車の音が聞こえて来るのが実に昭和
チックな風流さを醸し出しています。高窓もありますが、浴室入口上には人魚の
磨りガラス。島ロッカーに荷物と衣服を詰める。
　浴室へ。湯道具はケロリン桶と水色（＋ピンク色）台形座椅子。島カランは１
列、カラン数は右側外壁側から６・５・５・５。外壁側のカラン、いくつかシャ
ワーが壊れてます。女湯側のカラン、立ちシャワー風のパーティションあり。
　ペンキ絵は丸山さん、「（瀬戸内海）19.12.12」のサイン。天井が二段式では
なくアーチ状、なのでペンキ絵も天井までいっぱいに（って青い空だけですが
ｗ）。古い作品なので黒カビもかなりキテます。というか、女湯側にも富士山な
いのか。
　浴槽は２槽、左側深湯、弱めの床バブル、右側浅湯、右側に寝風呂２人分。後
半は地元客もはけて、自分１人独占状態に。ますます静けさが染みます。湯温は
42-43度と言ったところ。
　湯上がり、明治コーヒー牛乳110円。正直、レトロな味わいがある一方で、単
にメンテナンスに手が回っていないのも事実。今のところシャワーが壊れている
くらいで済んでいますが、ボイラーとか心臓部がやられたら確実にアウトを匂わ
せています。早めに行っといた方が良い銭湯。
　帰りは西武線ではなく、頑張って府中街道、青梅街道を25分くらい歩いて武蔵
野線新小平駅（地下駅です）へ。こりゃ何もないところに駅を作ったんだろうな
あ、周りの商店は後からできた感じ。