万年湯（品川区戸越4-6-8）

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　毎週金曜日恒例の職場周辺銭湯めぐり。またしても戸越公園駅から万年湯へ。
あら、戸越銀座温泉って今は毎週金曜定休なのね、確か銭湯マップには不定休み
たいに書いてあったような気が。前回火曜日に前を通ってやっていなかったので
ちゃんとやってるか心配だったが、無事営業中でした。通り側は壁で覆われてま
すが、中の入口には「萬年湯」と書かれたオリジナルのれん。
　番台の女将さんに湯銭とスタンプ帳を。天井も高くないし、ちょっと手狭な感
じのする脱衣室ではあるが味わい深い。島ロッカーに荷物と衣服を突っ込む。体
重計はHOKUTOの。庭には石灯籠。
　浴室へ。湯道具は、おっ、珍しく地元クリーニング店の広告入り黄色プラス
チック桶、カブラギって中延エリアではよく聞く名前。それと青緑色丸座椅子、
他にもクリーム色丸座椅子と赤茶色台形座椅子も。
　島カランは２列、シャワーなし（両壁際カランにはあります）。カラン数は左
側外壁側から５・５・５・５・５・８。おぉ、両壁際カランの鏡は広告入りだ
ぜ！外壁側のは電話番号市内局番が３ケタ、女湯側のは４ケタと言う時代の生き
証人の鏡が残ってますねえ。
　天井が面白い。一般的な二段式でありながら、クリーム色、緑色、オレンジ色
の３色の縞模様に染められています。この色使いの銭湯と言うと大抵はアーチ型
天井なんですが、二段式天井でこのカラフル天井は珍しい。
　浴槽は２槽。右側深湯は床バブル、湯温は43度くらい。左側浅湯は中央付近に
背中バブル１人分、左側に寝風呂２人分。42度くらい。
　さて装飾がバラエティに富んでいます。先ずペンキ絵、早川さんの作品が残っ
ています。サインには「信州の風景　平成九年三月二十六日　早川画」とありま
す、16年も前の作品ですよ！夏の北アルプスから川の水が湯船に流れ込む構図。
入浴中、一瞬独占状態になったので、そのままお客は自分１人だったら湯上がり
に写真撮らせてもらおうかな、と企んでみたものの、独占状態は長く続かず
(^_^;) その下には背景広告社とおぼしき銭湯広告。こちらも市内局番は３ケタ
ですねえ。その下は鯉のチップタイル絵、湯垢（と言うか多分パイプの赤錆では
ないかと）でセピア色になっているのが良い味出してます。もちろん、女湯側カ
ラン上にもチップタイル絵、こちらはやや西洋風の山々の風景。
　湯上がりはビン入り乳飲料がないため、ビン入りコカ・コーラ100円。あれ、
番台の女将さん交代したかな。大女将と言うほど歳が離れているような感じはし
ない、姉妹なんだろうか。音声だけが聞こえるNHKのニュースからは、明日から
下北沢駅が地下になるニュースを、月曜日にしっかりと最後の地上駅を鑑賞して
きました(^_^)v
　さて帰りは近くの宮前小学校の満開近い桜を堪能。品川区（１）で未訪残りの
１軒、記念湯（西品川2-9-8）を見学、戸越銀座通りってこんなに長いのか！と
感心しながら東へ。でかい電光看板が派手にまぶしい古いビル銭湯。ここまで来
ると最寄り駅は下神明か、途中、改装後の宮城湯の前を通る。西品川温泉？どん
な成分の温泉が出たんだろう？下神明駅は改装工事中、以前は３両までしか扉が
開かない小さい駅でしたが、これで大井町線全車両の扉が開くようになるんだ
な。