須賀乃湯（練馬区平和台２−１０−３）

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　７月に廃業すると言う噂を聞き、東武練馬の須賀乃湯（練馬区平和台2-10-3）
へ。と言っても今いる地点が永田町からだから、有楽町線に乗り、平和台から歩
く。数年ぶりの平和台だったが、地上に出たらすぐに方向感覚が分かった。意外
と覚えているもんだな。環八を陸上自衛隊練馬駐屯地方面へ。途中「ゆーポッ
ポ」（練馬区北町6-4-13）を通過、まだ開店前かな。途中で右折、東の方角に煙
突が見えたので真っ直ぐそちらへ。おぉ、見事な二段千鳥破風！惚れ惚れします
ね。玄関でも男湯女湯の看板がホーロー製、良い感じです。
　中へ。番台の女将さんに湯銭とスタンプ帳２冊を。脱衣室もとっても雰囲気が
あります、高窓があるし、格天井だし、女湯側大鏡の上には年期の入りまくった
敬心社の広告！どれもセピア色に色あせてるし、電話番号は皆市内局番が３ケタ
だし。島ロッカーに荷物と衣服を詰めて浴室へ。
　浴室の湯道具は、温泉マーク（赤字）と屋号（緑字）のオリジナル黄色桶と水
色台形座椅子。先ず浴槽の形がユニークで目を引く。Ｌ字型はＬ字型ですが、壁
沿いにではなくファッションショーのステージみたいに中央部分で手前に張り出
しているＬ字型。先客は３人。
　島カランは１列、カラン数は６・３・３・６、左側女湯側は蛇口がないのに
シャワーだけのカランが一番手前にあります（その意味では正確には右側外壁側
から６・３・３・７になります）。
　ペンキ絵は中島さんですね。山脈から流れ出る川が湯船に流れ込むモチーフ。
女湯側には富士山。それと、女湯側カラン上には灯台とカモメ３羽がモチーフの
海の風景のチップタイル絵。
　さて浴槽、形も不思議だが設備もユニーク。何しろ背中バブルが突き出た部分
の先端にあるのですから（二人分）。奥側には赤外線ランプ。湯温は44度近い熱
めの湯。その右隣に１人か二人でいっぱいの小さな浴槽、薬湯になっており、本
日は白濁した「靄」の湯。こちらも42度くらい。
　湯上がりは明治コーヒー牛乳120円。まだ２カ月先なので当然告知の貼り紙な
んてものはないですが、女湯客と番台の女将さんの会話を聞いていると、薬湯の
入浴剤がかなり残っているので毎日入れてるのよ、的な会話をしてる、やはり廃
業はそう遠くない時期に、と言う感じです。
　帰りに金乗湯（練馬区錦2-6-25）の前にも行ってみる、隣に金乗寺と言うお寺
があり、屋号はそこからつけた様子。破風造りではないですが、そこそこ寺社造
り風の建物でした。その後川越街道を渡って、東武東上線上板橋から帰宅。