竹ノ塚・高砂湯（足立区六月1-37-14）

　銭湯ナイトに行きたくても、10kmマラソンの汗を流さずに向かう訳には行かな
い。と言うことで竹ノ塚の高砂湯へ。最近竹ノ塚はだいぶ詳しくなったような気
が:-) 駅を東側（泉湯があった側）に出て少し西新井方面に戻ってぶつかる広い
道を東へ。高砂湯のある近くの交差点（五叉路になっている）は銭湯マップだと
「竹ノ塚三」となっているが実際には「増田橋」になってるぞ。ちなみに、住所
の「六月」は「むつき」と読む模様、決して「ろくがつ」ではない(^_^)v
　さて高砂湯、寺社造りではないですが、かなり年季の入った建物とお見受けし
ます。「ゆ」の字が裏返ってるのれんをくぐる、傘ロッカーの前に「銭湯といえ
ば足立」があったのでいただく。
　中へ。番台は若いお兄さん。それだけでも珍しい（番台銭湯で若い後継者がい
るなんて頼もしいねえ）が、更にそのお兄さんの挨拶が実に元気。頑張って欲し
いですね。時間的に「サンダーバード」の放送時間なのだが、残念ながらテレビ
は民放。格天井ではないですが、壁掛け型扇風機がかなり年季入っていそう。浴
室側には広告のないベンチ。体重計はOno Scale、これもなかなか古そう。
　浴室へ。湯道具はケロリン桶とオレンジ色丸座椅子。島カランは１列、カラン
数は６・５・５・６。備え付けボディソープとシャンプーがあるのでありがたく
使わせていただきます。
　ペンキ絵は中島さんの男女にまたがる富士山。ちゃんと浴槽に川の水が流れ込
むモチーフの作品です。まさに王道と言うべきモチーフのペンキ絵ですが、そう
いえばペンキ絵自体、観るのは久しぶりだなあ、と感動。
　浴槽も王道でシンプルな２槽構成。右側浅湯、背中バブルと言うより背中噴射
機の設備が２人分。左側深湯は床バブル。なんと言っても、45度ありそうな熱湯
が嬉しい！常連のお客も水でうめたりしないし、私的にはかなりグッドな銭湯。
あと、「銭湯の湯は飲まないでください」と言う注意書きが面白いと思いました
(^o^)
　おっ、ここはお風呂ドリンクを置いてないのか！素晴らしい、風呂の湯だけで
勝負、と言う志がマニアにはグッときます（笑、本当は何か飲みたいくせに見栄
張って:-)）。店を出る時の若旦那さんの挨拶も元気でした。
　帰りは真っ直ぐ来た道を戻って竹ノ塚駅へ。余裕があれば廃業した泉湯が現在
どうなっているか見ときたかったな。