田端の宗湯へ。田端ってほとんど降りたことない、しかも駅西側へ行くのは初
めて。いきなりカエルのイルミネーション？こりゃいったいなんだ？！更になん
だこの高く積み上げられた石の壁は？いや、それ以前にこの谷間自体、不自然な
丘の間を貫いているのが気になる。あら、住所をちゃんと確認していなかったら
通過してしまったようで戻る（苦笑、通りに入口が向いていると思ってた）。無
事発見、モダン銭湯っぽい面構え。屋号の入った紺ののれんがカッコイイ。
中へ。カウンターの女将さんに入浴券とスタンプ帳を。ごゆっくりどうぞ、と
は一見さんなのに丁寧なごあいさつが好感。おぉ、脱衣室入口ののれんも屋号入
りだぞ。
脱衣室、高い天井がコンクリ打ちっぱなし、昔からこういう造りだったみた
い。ロッカーに荷物と衣服を詰める。
浴室へ。湯道具はケロリン桶と水色台形座椅子。島カランは１列、カラン数は
７・７・７・７。千客は３人。
奥壁のペンキ絵はいったいなんだ？！現役２絵師＋早川師の作風ではない、柴
田師だろうか。古い作品のはずなのに保存状態が良い。女湯側は富士山の様子。
右側女湯側カラン上にもチップタイル絵、奥側（左側）が洋風、手前側（右側）
が和風。
浴槽は２槽。右側深湯（無設備）は44度くらい、左側浅湯（背中バブル３人
分）は42度くらい。天井はＭ字型。
湯上がりは待ち合いスペースで明治コーヒー牛乳110円。
宗湯（北区田端1-16-3）3/31廃業前訪問 <>
やはり3月末は銭湯の廃業が多い。と言うか、すでに月半ばに閉店した店もあり
（東武動物公園の巴湯がホワイトデーが最終営業日）、寂しい限りである。田端
は最近訪れる機会が増えたが、宗湯はそれ以前に一度訪問している。
田端駅北口から徒歩３分くらいの近さ。コンクリート銭湯、手前のコインラン
ドリーにも、そして正面入口左手にも廃業告知の貼り紙が。昔は太郎湯と言う屋
号だったのか。1948年創業、70年間お疲れさまでした。
屋号の入ったかっこいいのれんをくぐり、フロントの気さくな女将さんに湯銭
とスタンプ帳を。
脱衣室、それなりに混んでる。ビル銭湯なので天井は白いコンクリート。ロッ
カーに荷物と衣服を詰める。体重計はKawakami、ちょっとレアなメーカー。脱衣
室にも廃業告知の貼り紙あり。
浴室、湯道具はケロリン桶と台形座椅子。島カランは１列、カラン数は７・７・
７・７。島カランに席を取る、シャワーがしばらく冷たい、暖かい湯が出るまで
待つ。
天井はＭ字型。ペンキ絵、これは絵師の作品ではないなあ。右下サインには
「アルプス湖畔」とある。右手女湯側カラン上にはチップタイル絵。
浴槽は２槽。入浴剤が良い香り、でもジュニパーって何かよく分からない。:-)
湯上がり、待ち合いスペースで明治コーヒー110円。こんな王道がなんだか久し
ぶり。帰る時に女将さんが交替。
帰りは田端へは戻らず、不忍通りまで南下して、上野松坂屋前行きバスに終点
まで乗る。アメ横で海鮮丼（ネギトロ丼）を食べ、京成上野から帰途へ。あ、上
野公園正面の桜がすでに満開だ！しかし階段を上がるとそちらはまだみたい。