武蔵新田・森の湯4/28閉店前訪問（大田区矢口1-16-22）

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　武蔵新田の森の湯が4/28廃業と聞き、急遽森の湯へ。東急多摩川線武蔵新田駅
前だが、職場が五反田のため、東急池上線で千鳥町に出て、そこから徒歩。まあ
この辺りは多摩川線と池上線はほぼ隣り合って走ってますからね、歩いて10分ほ
ど。本当に駅前、奥まっていて全体像が見えないが、なにげに立派な二重千鳥破
風の面構えの銭湯。とはいえ、玄関はモダンと言うかオシャレな感じです。外か
らは廃業を感じさせるものはなし。
　中へ入り、フロントの旦那さんに湯銭とスタンプ帳を。脱衣室の通路に廃業告
知の手書きの貼り紙。「都合により４月28日をもって閉店とさせていただきま
す」と言う、なんともあっさりした告知。どのくらいの歴史がある銭湯なんだろ
う、廃業理由はなんだろう、何も分からない。
　脱衣室、暖かい黄色いランプを灯りとする落ち着いたスペース。しかし天井は
折り上げの格天井と３枚羽根の吊り扇風機で実は歴史のある銭湯と分かります。
立派な脱水機もあるコイン洗濯機が２台、体重計はTANAKA、今週は食べ過ぎだ
（自爆）。
　浴室へ。湯道具はケロリン桶とオレンジ色丸座椅子。こちらは古い洋風のラン
プが室内を照らす、あまり明るくないのは節電なのか、大人の雰囲気作りか。右
側女湯側は普通に縦並びのカラン、８機。左側は横並びのカランになっていて、
手前側４機浴槽側４機。
　浴槽は奥に大きな透明湯浴槽、モダンな浴室なのになんと浴槽の縁が檜製で
す。右側横にジェットバス、中央付近は強め床バブル、左側にでんき風呂。湯温
は43度くらいかな、決してメチャクチャ熱い訳ではないのだけれど、週末はさす
がに疲れていて、すぐに湯当たりしそうな感じ。更に左側カランの裏に漢方薬
湯。こちらは41度くらいのぬる湯。
　装飾ですが、タイル絵です。手入れが行き届いているようで、とてもきれいで
全然汚れてる感じがしない。男湯はナイアガラの滝？女湯側は洋風のお城が男湯
側に見えますね。全体はアルプス風の山脈？なんかあと１週間で店仕舞いする銭
湯とは思えない掃除の行き届いたきれいな銭湯。
　あと、左手前にサウナ。大田区ですから無料で利用できます。ただし、メチャ
クチャ狭いです(^_^;) と言う訳で、落ち着きがあって良い銭湯なのですが、先
客は２人と駅前にしては集客に苦戦しているようでした。
　湯上がり、ビン入り乳飲料はありませんが、見たことのない飲み物が。仁手古
（にてこ）サイダー、150円。秋田県の会社が作っているみたいです。飲んでる
間にフロントは大旦那さんに交替。帰りはもちろん武蔵新田から、多摩川経由目
黒線経由で帰りました。武蔵新田駅の広告の「新田大明神」が気になる（笑）。