三田浴場（目黒区三田２−４−１７）

　6/30廃業との町田師匠の情報を聞き、恵比寿の三田浴場（目黒区三田2-4-17）
へ。新宿の高層ビルで階段トレーニングのあと（ひたすら登るだけなので正直登
山トレーニングよりキツい！更に室内なので雨天OKとは言え風がなく蒸し暑さが
スゴイ）、着替えて電車で移動しようかと思ったけど、面倒臭くなってそのまま
走って恵比寿まで移動。渋谷のハチ公前交差点みたいな人ごみの中を走るのはメ
イワク！（苦笑）渋谷通過なら、シエスパの事故現場見学でもしとけば良かった
な。
　さて三田浴場、山手線内側の発展ぶりとは対照的な静かな住宅街、屋号の電光
看板が静かに自己主張してます。ビル銭っぽい造りではありますが、中に入れば
番台形式。女将に湯銭を払って中へ。天井はちょっと密教っぽいデザイン使って
ますね。例によって大荷物は島ロッカーを上下２段使用。浴室入口にはマナー注
意書き、ここは毛染めする人がかつて沢山いたのか？
　浴室へ、湯道具は無地黄色桶とＭ字型緑座椅子。島カランは１列、島カランと
外壁側左側のカランはシャワーなし、なので女湯側右側カランに席を取ります。
先客は３人ほどでしたが、出る頃には自分以外は６人くらいに増えていました。
テレビもラジオもない静かな銭湯、桶のカコーンと言う音が心地良く響きます、
更に久々に壁越しに夫婦（恋人？）の会話してる人も見ました。こういうの観る
と、相手の人はどんな女性なんだろう？と気になるのは男の性（苦笑）。
　壁絵は中島師の富士山です。天井がそういえば通常の２段式じゃないな、丸み
が買ったＭじがたの天井になっています。浴槽は２槽、浅湯と深湯どちらも全く
無設備！なかなかこれだけシンプルな浴槽は今時の銭湯では見かけません。温度
は浅い方で４３度くらい、深湯は４５度くらい。いちおう深い方には「熱い湯」
と言う断り書きがありますね。
　湯上り、ノドが乾いていたのでラムネ（８０円）もレモン飲料（１２０円）を
続けて飲んでもあっという間に飲み干します。出るとき、女将から声をかけられ
ました、「銭湯巡りですか？」（バレたか！ｗ）。と言うことは一見さんがバレ
バレなのに、記念にタオルをもらってしまいました。閉店前の在庫整理とは言
え、思わず恐縮してしまいました。お礼代わりに「いいお湯でした」と挨拶して
きました（実際、シンプルで無駄のないよい銭湯でした）。あぁ、こんな庶民的
でいい銭湯がなくなるのはもったいないなあ。