熊野前・天徳湯（荒川区東尾久５−１４−５）

　ナカムラさんのミクシィ投稿情報で熊野前・天徳湯（荒川区東尾久5-14-5）が
９月一杯で仕舞い、と聞き、行ってきました。銀座の丸山清人さんの展覧会は
ギャラリーが日曜お休みのため見れず残念、その足で京浜東北線に乗る、鴬谷通
過（汗）、日暮里で舎人ライナーに乗り換える。舎人ライナー沿線銭湯巡りは２
回目、その時も赤土小学校前だから、まだ荒川を渡ったことはない。
　天徳湯は商店街の中に、黄色い看板が目印、奥まったところにあり、建物全体
を見渡せないのが残念。コミカ風呂って、新し目の銭湯なのになあ、外には特に
告知なし。
　中へ、下駄箱に男子専用と女子専用とがあります、おそらく脱衣ロッカー鍵と
交換だな、と予想、案の定当たりました。カウンターの女将に湯銭とスタンプ
帳、ちょうどお遍路が一冊終わる。それをきっかけに女将と会話、うちも今月一
杯です、と言う話に。カウンター下には９月３０日で仕舞いの告知が。
　脱衣室、こぎれいな感じです、やっぱりもうすぐ廃業なんて考えにくい銭湯。
浴室入口にも貼り紙、創業６０年、と言うことは、昭和２４年開業！お疲れ様で
した。
　浴室へ、湯道具はケロリン桶と黄色丸座椅子。結構混んでます、先客は５人く
らいいました。島カランは１列、カラン数は右側外壁側から６・５・５・２。
　コミカ風呂と言うことで、ペンキ絵の代わりに鶴をイメージしたタイル模様。
注意書が面白い、子ども向けの注意書に「腹ばいで滑ったり、桶で遊んだりしな
いでください」って、今時そんな遊びする子どもいるのか？と思ったｗ
　浴槽は奥に３槽。右側は円形ジャグジー、中央はそれより弱めの床バブル、そ
して左側は座風呂二人分。更に、左側に半露天の浴槽が２つ（天井がガラスなの
で日差しは入りますが、外気は入りません）。ひとつは湯の浴槽、もうひとつは
水風呂。水風呂、と言うことはサウナも、と言うことでスチームサウナ、無料で
す。かなり暑かった(^O^)これだけ設備充実系銭湯でも、「諸般の事情により」
廃業してしまうんだなあ。浴室内の観葉植物も手入れが行き届いているのに。
　湯上がりは待ち合いスペースでペットボトル紅茶120円。ビン入乳飲料がな
かったのは残念だけど、こじんまりしてアットホームな良い銭湯でした。帰りは
もちろん都電荒川線を利用。