久保の湯（北区十条２−８−１６、2011/09/30廃業予定）

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　また９月は銭湯廃業が続く、今日は十条の久保の湯へ。住宅街に建つ二重の千
鳥破風が木に隠れて控えめな銭湯。撮影してると目の前を女子大生らしき二人組
が通りかかる、銭湯って入ったことないんだよね、と今どきの子らしい発言の後
に、もうすぐ終わっちゃうんだよ、とちゃんと廃業を認識している様子。玄関正
面に毛筆の告知、設備の老朽化が廃業理由。
　中へ。玄関向きの番台の旦那さんに湯銭とスタンプ帳２冊を（富士山詣で３冊
目終了）。今日は銭湯道具を用意してないので久しぶりに手ぶらセットを購入
（120円）。
　脱衣室内装もいかにも東京伝統銭湯、格天井に敬心社の銭湯広告、大きな柱時
計も現役、小さな庭に立派な池、中では赤い鯉が何匹も泳いでる。十条名物篠原
演芸場のポスターを中心に、王子の映画館のポスターも。
　浴室へ。湯道具は無地黄色桶（きれいに裏返しでピラミッド状に積み上げられ
ています）と灰色門型座椅子。島カランは１列、シャワーなし。カラン数は左側
外壁側から６・６・６・５。
　ペンキ絵は中島さん、気持ちいい青空に女湯側にまたがる富士山。ヨットも浮
いてます。右側女湯側カラン上のチップタイル絵は洋風のアルプスと湖と建物の
図。
　浴槽は２槽。左側は浅湯、背中バブル２人分、41度くらい。右側は深湯、床バ
ブル、43度くらい。入った時は先客２人でしたが、後から賑わってきて６人ほど
に。
　きょうはやや暖かめの気候でしたが、冷房なしの窓開けての吹きさらし状態が
心地よい。
　湯上がり、どうやらビン入り乳飲料は在庫終了したらしい（冷蔵庫にはない
が、空きビン置き場には空きビンが！）。
　帰りは春日湯（北区上十条1-4-19）を見学しながら東十条駅へ。