多賀良湯（川崎市幸区下平間223）

　川崎駅西口から小向東芝事業所行きの直行バスを降りた後は、目指すは御幸湯
（幸区小向仲野町1-29）。バスを降りたら雪が昨日に引き続き降ってきた、燃え
てキターッ！ｗ　その東芝事業所、建物はでかいが（そりゃ“小向東芝町”なん
て地名になるくらい）、真っ暗じゃん。もしかして廃墟？と思わせる。第二京浜
まで戻り北上。そして御幸湯の煙突が見えてきた。ガーン、本日休み！不定休と
は聞いていたので若干の不安はあったが、まさか休みにあたるとは！決して宮造
りではないが、存在感は素晴らしい銭湯。リベンジしなければ。
　次の目的地はみよしゆ（幸区古市場1846）に。第二京浜を多摩川を渡る直前、
御幸公園で左折。途中、天然温泉・天恵（旧・天満湯、幸区東古市場85）の跡地
を発見。もともとマンション銭湯に建て替えたようだが、結局去年廃棄したと言
うことを川崎銭湯カレンダーで確認。看板だけが残っており、物悲しい。そして
みよしゆの近くへ。煙突のあるマンションがあるが、１階は新聞配達店。しかし
雰囲気が元銭湯。目の前のヤマザキデイリーストアの店員さんに聞き、６月で閉
めたことを確認。これで３軒にフラれた訳だ、ここまで来ると、“銭湯タラレバ
男”だな、「もっと早く訪問してれば」と言う仮定話がわんさか（笑）。
　しかし、多賀良湯（現在は“たから湯”と仮名書きの屋号）は元気に営業中。
これ以上お風呂に入れなかったら凍死してたかも（大げさ）。10階くらいありそ
うなかなりの高層マンション、赤いネオンサインがかわいい。
　券売機がありますね。入浴券を買い、フロントの旦那さんに。川崎銭湯スタン
プシートを取り出すも、川崎市のスタンプラリーは1/31で終わってました(T_T)。
　脱衣室へ。広いと言うか、マンション銭湯らしからぬ天井の高さ！銭湯ならで
はの開放感を味わえます。ロッカーは中段に棚があるタイプ、これ便利で好きで
す。体重計はYAMATO。
　浴室へ。湯道具はケロリン桶と大理石模様の台形座椅子と言う珍しい組み合わ
せ。右手が浴槽、左手が有料サウナ、水風呂、カランと言う構造。島カランは１
列半（手前のカランは片面が水風呂に面してる）、カラン数は奥から７・５・５・
５。
　カランがですね、湯と水のひねり栓があるのですが、湯の出口は１つ。と言う
か、さらにカランとシャワーの切り替えバルブもある。初心者にはちょっと混乱。
と言うか、シャワーと蛇口を間違えてばっかり（笑）。
　で、右手の浴槽は５種類もある。手前からジェットバス（ボタン押し式）、床
バブル、中央にでんき風呂、その隣が座風呂１人分、そして一番奥が低温槽、40
度くらいかな。他の浴槽も42度もないと思うのだが。
　さて、奥に露天風呂。雪の日の露天風呂！岩風呂になっており、言うことなし。
岩の庭がついていて、「岩に上らないでください」との注意書き:-) それにして
も軟水風呂か、肌触りが優しくなる良いお湯です。
　湯上がり、残念ながらビン入り乳飲料はなかったので、そのまま店を出る。広
い通り（府中街道）に面してるとはいえ、どちら向きのバスに乗ったら良いのや
ら。と思ったら、反対側に「かしまだ」と言う商店街のアーケード。そうか、あ
の道をまっすぐ行けば南武線鹿島田駅なのか。バスの足を心配する必要はなかっ
た。駅まで来たら夕食、腹が減りすぎて味が分からない（これも大げさ）。