今戸温泉（台東区今戸２−８）

　と言うことで、今戸温泉（台東区今戸2-8）へ行ってきました。高円寺
から浅草ってのも結構距離があるし（地下鉄に４〜５０分は乗ってるよう
な）、その上浅草駅からもかなり歩き出あり（２０分くらい）なので、結
構迷いましたが、こういうのは行って後悔より行かないで後悔の方が大き
いので。:-) 四つ角に今戸温泉の看板があって、近代的（休憩スペースの
窓が通りに面している）ながらも浅草らしい味わいのある入口。普通こう
いう造りだとすぐにカウンターがあるのに、ここにはありません。男湯の
暖簾をくぐると、正面には飲み物冷蔵庫、ふと鏡に目をやると女将さんと
目が合う、あらこんな所にカウンターが（笑）。
　脱衣室には、銭湯で観るのは初めてだがよく御蕎麦屋さんなどで見掛け
る芸能人のサインが飾られています。銭湯なので町田忍先生の色紙もあっ
て、ここは１１２７軒目だったらしい（ニヤリ）。水戸泉関のサインもあっ
たが、本人ではないがお相撲さんの入浴に初めて遭遇した（笑）。
　ホワイトボードを始め、色々手書きのメッセージが沢山貼られているの
で眺めてみると、出口のところに「お忘れ物はありませんか？」などと気
の利いた言葉、サービス業としても大変優れたお店ですね。天井を見上げ
ると伝統的な格子状ですが、その中に対の鶴（白鳥？）を描いたものがあっ
て、これをちょっと貴重なものだろうなあ、と思った。
　脱衣室でこれだけ盛り沢山、浴室も色々観て回るもの多数。先ず浴槽の
位置が正面奥ではなく右手にあります。てなわけで、カランは島カランが
１列と女湯壁側、それと正面奥にも少しありました。桶は基本的にケロリ
ン桶ですが、たまに赤帯の入ったものあり。壁絵がなくて抽象模様のタイ
ル絵なのは、まぁ完璧は難しいだろうな、と言うことで許して、浴槽です
が、縁が木製です。これだけでも縁が滑りにくい、と言うことで安全設計
といえますね、単に木のぬくもりがいいと言うだけでなく。左手に先ずか
なり広い浴槽＋床バブル、その隣が座風呂（２人分）、そして右端は水風
呂。と言うことで、サウナが浴室入口すぐ左手前にあるのですが、ここは
サウナの別料金無し、と言うことで久しぶりにサウナ入ってみました。温
度計がなくて判らないですが、かなり熱めの模様。
　さて、ここまでは今戸温泉の魅力の半分、ハイライトは露天風呂。一番
広い浴槽の奥に屋外へのドアがあります。出ると鯉やアヒルのいる池、そ
の奥にちょっとした屋根をかぶせた露天風呂が。これが大変立派な岩風呂、
湯も岩の滝の上から流れてきたりして、実に風流。こんな銭湯がもっと近
所にあったらなあ、と思わずにいられません。
　と言うわけで、色々な設備があって久々に長湯、更にその上水風呂の中
でオヤッサンと世間話してしまった。ウーム、都会のオアシス。
　湯上りはコーシン牛乳、久々に飲んだけど、うまいねぇ（加工乳だけど）。
さっきのオヤッサン、前述の関取とも世間話してました、お相撲さんなん
て黙っていても道を歩いていれば街の人気者、特に銭湯なんかでは話しか
けやすいですからねぇ。と言うわけで、身体ばっかりでなく、凹んでた気
持ち（先週財布を無くしてからずっと落ち込んでました）も洗い流して気
分爽快。帰り道の２０分も涼風が気持ちよかったし、全然苦になりません
でした、ちゅーか勢いあまって竹の湯の跡地まで観てきたらしい（爆）。