一の湯（中野区沼袋１−３９）

　クラブ帰りで朝寝、例によってボーっとした気分で迎えた日曜の昼。
それでも明日の夜から福岡に向かうので、旅支度をしなければ。そのあ
と時間はできたけど、マラソンの練習はさすがにこれ以上体調を崩すわ
けにはいかないのでやめる。和田堀公園で花見はうんざりするほどした
ので（つーか、満開時の桜の狂い咲きっぷりは恐怖感覚えます）、のん
びり銭湯巡りにしよう。と言うことで、中野区沼袋1-39の一の湯まで足
を伸ばしてみました。西武新宿線沼袋駅１分、西武線沿線沿いはまだ素
朴な商店街が多くて良いですねぇ。ＪＲの場合、高円寺だけが例外的に
小売店の商店街が残ってるって感じです。電車の踏切も、毎日のことだっ
たらうっとおしいに違いないけど、たまに渡るとこれも下町情緒を感じ
ます。そんなゴチャゴチャした商店街の真ん中に、「一の湯」の看板が
かかる金属製の煙突がそびえていました。
　入口はボロイアーケードの通りに面しています。結構近代的な感じで、
隣にはコインランドリーも完備。だが完全に近代的でもない。下駄箱は
相変わらず木板の鍵だし、番台だってのが嬉しい。
　しかし感動的なのが、脱衣室の広さ！横方向に建て増ししたんでしょ
うか、そんなわけで、日曜の昼下がり、中央の休憩スペースではくつろ
ぐ人多数。今日の銭湯は当たりだな、と思わずほくそえむ:-)
　さて浴室へ。島カラン２列は普通ですが、窓側壁際にカランがないよ
うです。壁絵はタイル絵で、鶴が何羽も集まって戯れている図。明るい
時間の入浴にふさわしい、垢抜けた壁絵です。湯の温度はかなり熱め、
４５〜６度くらいはあったと思われます。湯は透明湯、火曜日が薬湯
（貫母散湯（貫はウ冠付））。
　湯上がりはグレープフルーツジュースとナタデココドリンク。なんで
２本も飲んだかと言うと、クラビングのあとで、食べ物も飲み物も不足
の身体、体重計の針がいつもより２ｋｇも少なく指していたので、脱水
状態を脱すべく。このグレープフルーツジュースがアメリカからの輸入
物と言う、なんか得体の知れない缶に入ってました（プルタブが日本の
それとちょっと違う）。１本目はまさに乾いた布に吸い込まれるように
あっという間に飲み干し、ナタデココドリンクの方は、休憩スペースで
味わいながら飲みました。
　そう言えば、銭湯マップ２０００には露天風呂付きと書いてあったが
見つからなかった。再度探索する必要がありそうだな。

<2002.04.20>

　２年ぶりに再訪問。妙正寺川沿いをマラソン練習した後。何かペース
配分が悪くて、そんなに長い距離走った積もりはないのにメチャクチャ
疲れた（泣）。
　前回気がついていなかった露天風呂、ありましたよ、こりゃ素晴ラスィ！
岩風呂になってるし、浴槽も広くて４〜５人は入れます。更に露天風呂
スペースにカランも４人分あるんですね（なぜかこちらの部屋に用意さ
れている桶はクリーム色＜通常の浴室は黄色）。冬はいざ知らず、夏は
露天で身体を洗えるのだ、素晴ラスィ。湯の吹出し口の下の石は黄色く
染まっています、何の成分だろう。それにしても、浴室にビニール袋で
包んだラジオを持ち込んでプロ野球中継聞いてる人がいました、相当な
フリークですなぁ。(^o^)