改良湯（江戸川区江戸川３−４８−１）

　今日は江戸川区江戸川3-48-1の改良湯へ行ってきました。一之江駅下車、徒歩
１０分足らず。新中川を渡り，旧江戸川の手前で左折と言う，川に囲まれた一帯、
大雨が来たら怖そうだ。そんな訳で静かな住宅街，ちょっと飲み屋が２〜３件
固まったエリアがある他はひっそりとしてます。煙突はこの付近のランドマーク。
で、改良湯はコンクリ製の入口（ビル銭ではない）。カウンター前の待合いス
ペースは広々としていますが，裏返すと殺風景とも言える風景。カウンターの女
将さんに料金を払って中へ。
　脱衣室，この静けさは週末で疲れた身体と心を癒すには絶好です。再び密かに
（笑）都営新宿線沿線強化月間だったりする訳ですが，江戸川区ばっかり回って
しまう，最近は下町の銭湯よりも更にちょっとひなびた銭湯に癒しを感じてしま
うぅか。この静けさ，抜けるような天井の高さ，そして涼しさ，秋の気配を感じ
取れます。
　さて浴室，湯道具はケロリン桶と水色台形座椅子。カランは島カランが２列と，
女湯側壁側はシャワーなしカラン，そして外壁側にはカランがありません。そ
んなことより、まず浴室に入って目を奪われるのは壁絵です。ペンキ絵ではなく
タイル絵なのですが，隅から隅までびっしりと，しかも女湯にまたがった壮大な
壁絵です。男湯川は川が滝になって流れ落ちてます，女湯側は山の風景。タイ
ル絵だとそれだけ描き方も細やかであり，間違いなく１日で書き上げるペンキ絵
よりずっと手の込んだ作品です。そう言う意味ではかなり価値の高い作品ではな
いでしょうか。ただ残念なことに，浴槽の一部が天井付き（森林浴槽、いわば湿
式サウナをかねたような浴槽）になっているために絵の一部が見えません。
　浴槽は３槽，左から床バブル、中央がショルダージェット１機と背中バブル２
人分，右側が先ほどの森林浴槽、ガラスの部屋に入る必要があります。こちらは
バブルなどの施設はありません。総じて湯温は４１〜４２度と言ったところ。た
だし森林浴槽は湯の出口があるみたいで部分的にかなり熱かったり（４４〜４５
度の湯が吹きかかってくる）するのでご注意。
　湯上り，待合いスペースにドリンク冷蔵庫はありましたがビン飲料がある気配
がなかったのでパス。帰りに旧江戸川ベリを見てきましたが，壁の向うの川岸に
は降りられないようで残念。でもちょっと楽しい夜の散歩になりました。