藤の湯（埼玉県本庄市銀座１丁目9-11）

藤の湯フォトアルバム
本庄市風景フォトアルバム

　本庄市で１軒だけ残っている銭湯、藤の湯ののれんをくぐる。２階建てのビル
銭湯だが、この町の暮らしを見守る大事な銭湯だ。金色ホーローの屋号がカッコ
イイ。入口が男湯女湯別々。
　紺色無地ののれんをくぐる。中は共同湯のような番台でわずかな隙間で下駄箱
からも払えそうだが、脱衣室に入って410円を。あら、なかなかの美人若女将で
す。お客が着替えるのを見ないようにずっと背中を向けているのが良い雰囲気、
ハンマースホイの絵みたい。体重計はRainbowの家庭用体重計。天井には三枚羽
根の扇風機。
　部屋の右側にソファとテーブル、左側に鍵なし棚、中には乱れ籠、その上には
常連客の置き道具。独占状態、自分も籠を１つ取る。部屋中央に石油ストーブ、
まさに地方ならではの感じ。ビル銭湯らしい清潔感、貼り紙などがほとんどな
く、すっきりしてます、やはり美人女将の几帳面さの賜物でしょう。
　浴室へ。湯道具は無地クリーム色桶、関西サイズと水色台形座椅子。島カラン
は１列、お見合い式（鏡、シャワーなし）。カラン数は５・３・３・５。天井は
男女、前後中央に小型の高窓。なんか水カランからチョロチョロ水漏れしてます。
１機だけだったら故障かな？で流すところでしたが、ほとんど全部水漏れしてる。
と言うことはやはり凍結防止のためにわざとパッキングを緩くして水漏れさせて
いるようでした。
　浴槽は２槽、右側浅湯は背中バブル２人分、左側深湯は無設備。湯温は42度く
らい。ペンキ絵がないのがちょっと残念。
　湯上がりは牛乳とコーヒー牛乳がビン入りだったけど、ブリックパックのマ
ミー100円をいただく。
　帰りに近くの和菓子屋「あき美」でつい変わりドラ焼きと言うのを買ってしま
う、やはり旅は予定外の出費があるなあ。