五色湯温泉(港区新橋6−3)
<2000.1.29>
椎名林檎のニュースに2年前の安室奈美恵が重なるぅ、です。:-)
さて今日は新橋の(と言うより御成門が最寄り駅だが)の五色湯温泉
(港区新橋6-3)に行ってきました。初めて竹芝の自社ビルに行った帰り
(社外勤務の身、あまりにも現代的すぎて、なんか気味の悪いビルだった)。
新橋は相変わらずサラリーマンの呑み屋街が充実していて、先ほどの超
近代ビルの冷たい感じから救われます。駅から結構歩いたな、15分近
く歩いたような。
ビル街のど真ん中に立つ素朴なビル銭湯、でもこれはかなり年期入っ
てます。下駄箱に靴を入れ、男湯のドアを開け、番台のオバサンに料金
を払う。今日は準備が不十分だったのでタオルを一緒に買ったが、130
円のタオル、っツーのがいいですね(普通は230円位する)。それにし
ても何と言うシンプルな脱衣室なんだ!ロッカーは壁際だけ、椅子もテー
ブルもなくて広々とした脱衣室。空間がもったいないので、背広はロッ
カーに突っ込みましたが、下着類は籠を使います。それにしても、区民
広報の類のポスターすらないとは、気合の入ったシンプルさですな(笑)、
当然テレビもラジオもないです。
さて浴室。桶はケロリン桶と無地の黄色桶が半々くらい。割と混んで
ました。天井はビル銭湯のせいかあまり高くありません。壁絵はミロみ
たいな抽象タイル画でした、右下に「藤井タイル」と書いてあったので
ミロではないようですが(笑)。浴槽は一般的な2槽式。先ほど書いた
通り、ここはいちおう温泉らしく、湯の色も日本茶のようにうっすらと
黄緑色をしているのですが、成分や効能の説明が全くありません。それ
とは別に、どうもカランの湯は軟水のようです、石鹸を落とした後も肌
が突っ張った感じにならないので、おやこれは?と思いました。
それにしてもここの銭湯で一番驚いたのは、閉店時間の早さ。湯から
上がったのが9時40分くらいだったのですが、着替えている間に浴室
の明りが消灯されていきます。今時10時閉店なんて、地方の銭湯くら
いかと思っていたら、なんとこのような山の手線内の銭湯でも早仕舞い
する店があったとは!付近のサラリーマン相手に商売するとか考えてな
いみたいです。高円寺みたいにみんな午前様でも入浴OKみたいな銭湯
に囲まれて暮していると、このような悟った商売姿勢は感動です。:-)
当然このシンプルな銭湯には、湯上がりドリンクなんて気の利いたもの
もありません(苦笑)。帰りはそのまま御成門へ出て三田線で帰りまし
た。
<2001.04.23(Mon)>
>^O^ said on "Tue, 17 Apr 2001 08:15:45 +0900.":
>> 湯屋会の掲示板にあったが、新橋の五色湯(天然温泉)が
>> 今月いっぱいで廃業とのウワサ!
>> 銀座の金春湯さんの情報だから確実性高し。
>> あの銭湯がなくなるのはかなり痛いかも。
>> 珍しい都心部の銭湯だもんねえ。しかも天然温泉。
>
>http://www.0268.com/list/l1.html
>によると、4/25までですね
>明後日ではないですか
今日、浜松町の本社に寄った帰りに行ってきました。そしたら貼り紙が
4月25日になっていたのでビックリ、今日行っておいてよかった、と思
いました。(^o^) 背広の人も多くいましたが、私と同じように廃業情報を
聞いて遠方から駆けつけた人たちなのかしら、それとも新橋地元のサラリー
マンの憩いの場所になっているのかしら?
全くもってシンプルな銭湯なので、成分の説明などが書いてないのです
が、確かにあれは温泉の色と香りがします。都会のど真ん中にある銭湯が
また一軒(涙)。