文園湯（中野区中野６−２０−１）

　東京は一日中雨で、遠出の予定（と言っても都内なんですが）もキャンセル
して家でゴロゴロしてました（苦笑）。夕方にようやく雨が上がり、近場なら
銭湯巡りしようかな、と言うことで、自転車圏内の中野区中野6-20の文園湯へ。
中央線沿いにある銭湯なので、車窓から眺めながらいつ行けるのかなあ、と思っ
ていた銭湯。場所は昔から分かってましたから、道に迷うことはなし（笑）。
細道の先真正面に立派な煙突が現れるのが印象的。古くからあるビル銭。入口
横に自転車を止めて、中へ。カウンターのＭｒ．オクレ似の御主人に料金を払
い、男湯脱衣室へ。
　ビル銭湯と言うことで、伝統銭湯よりややハイカラな感じ、天井には星っぽ
い彫刻が施されていたり、吊り型ランプがオシャレだったり。浴室の入口の注
意書き、髪染め禁止はよく見ますが、カット禁止って凄いな、かつてハサミを
持ち込んで入浴中に髪を切ってた人がいたんですね（笑）。
　さて浴室、真正面にドーンと瀬戸大橋か？と思わせる巨大なタイル絵、それ
も女湯までまたがる巨大なもの。銭湯マップのコメントによれば天草五橋との
こと。なんにせよ、素晴らしいっすね、タイル絵としては六龍鉱泉の錦帯橋と
並ぶ傑作ではないでしょうか。島カランは２列、と言ってもそんなに広いわけ
ではありません、外壁側にはカランがないので。黄色桶、底は無地ですが、脇
に剥げかけていますが「文園湯」の屋号が緑色の文字で印刷されています。カ
ランですが、蛇口の上の棚の部分が狭いです、木桶持参できたオイラは木桶を
床に置きました、もっとも洗い湯の流れる樋より一段高くなっているので汚水
に浸かる心配はないですが。入浴中、Ｍｒ．オクレ御主人は一所懸命脱衣室の
掃除をしておりました。好感持てますね。
　浴槽は３つ、先ず右から座風呂、背中と足元にジェットバブルあり。真ん中
は寝風呂、足元バブルに強弱があり、ちょっとヘンな感じ。そして左側は床バ
ブルと赤外線。壁の鉄格子の中から湧き出る湯には石があり、ラドン浴泉になっ
ているのかな？スイマセン、能書きがかすれてて読めません。:-)
　湯上り、何もない庭でしたが、雨上がりの蒸し暑さに夜のそよ風がメチャク
チャ気持ちよかったです。待合スペースの冷蔵庫には紙パック飲料しかないな
あ、何も飲まずに帰ろうかな、と思った瞬間目に入ったのがローヤルゼリー飲
料の自販機。明日のトレーニングのために力をつけとこうか、と思い、百円
硬貨を投入すると、ボタンも押さずに瓶が出てきます、つまり１種類のみの自
販機。休憩スペースで飲んでいると、目に入ったのは亀。殺風景な発泡スチロー
ルで飼われてるなあ、でもなんか縁起良さそうで良いな、ぅか。カウンターは
女将さんに交代してました。帰り道、雨脚が強くなっててショック（涙）。