不動前・松の湯（品川区西五反田６−１８−３）

画像（mixi IDが必要です）

　目黒の美術館帰りに不動前の松の湯へ（品川区西五反田6-18-3）。プラスアル
ファと言えば銭湯しかない（笑）。途中に攻玉社中学・高校と言う学園、まるで
大正デモクラシー時代の政治結社みたいないかつい学校名だな。松の湯は第一日
野小学校の向かい、あまり名前を聞いたことのない銭湯だが着いてみると巨大な
千鳥破風＋唐破風の立派な東京伝統銭湯。品川区と言うと戸越銀座温泉や武蔵小
山温泉清水湯などニュー銭湯が発達したエリアと言う印象が強いですが一方でこ
ういう伝統銭湯もしっかり残っていますね。やはりストロボ炊けるカメラで撮る
と日が暮れてもキレイに撮れるなあ、まあ人がいたらストロボはちょっと気が引
けますが（汗）。
　中はカウンター形式に改装、大旦那さんに湯銭とスタンプ帳を。
　脱衣室へ。ウワ、天井高い！３階分くらいありそう、高窓がまた大きいのだ。
もちろん格天井。装飾品も伝統銭湯らしく七福神の額縁入りの絵が飾られていた
り。庭も立派なのがありますね、中央に大きな灯籠があります。と言うか、秋の
ちょうどいい季節、窓を開け放して開放感があります。床の板はしっかりと漆塗
りされ、柱は桧でいい感じです。
　浴室へ。おぉ、木桶だ！木桶を床に置く時の「コーン」と言う響きがタマリマ
セン！座椅子はＭ字型緑座椅子。先客は２人ですが、さすが巨大銭湯、島カラン
が２列あります。カラン数は右側外壁側から４・４・４・４・４・６。
　ペンキ絵は中島さん。あまり見かけないモチーフの作品だったので一瞬誰の作
品か分かりませんでしたが。左下に「北海道　大沼」のサインがありました。そ
の下には広告が２件。市内局番がちゃんと４桁だしプラスチックプレート自体に
汚れがない新しいもの。そう言えば中島さんペンキ絵もまだペンキの光沢がある
し、壁や天井の白ペンキも同様。さすがにシンナーの匂いは残っていませんでし
たが、最近全面的に手を入れた様子が伺われ、気持ち良いです。
　浴槽は３槽。右手浅湯は無設備。中央は円形浴槽、右回り回転方向にバブル。
左側深湯は床バブル。湯温は43-44度。
　湯上がり、ここは珍しく脱衣室に瓶入り乳飲料の自販機（牛乳、フルーツ牛
乳、コーヒー牛乳、ヨーグルト飲料、クロレラ）があり、フルーツ牛乳120円を
いただく。帰りにはカウンターの中は大女将に交替。これはつかささん風に言え
ば星付き銭湯。おっと、早めに帰ったつもりだが紗々ちゃんラジオ番組KUROFUNE
に間に合いそうにない(T_T)